プレミア史上“最年少指揮官”は今季限り? 若すぎる指揮官が直面する現実

モウリーニョ前監督の後任としてトッテナムの指揮を執るメイソン暫定監督 photo/Getty Images

将来有望な指導者ではあるが……

現地時間19日、約1年半わたってチームを指揮したジョゼ・モウリーニョ監督を解任し、新たな体制へと舵を切ったトッテナム。後任を引き受けるのは、まだ20代のライアン・メイソン(29)となった。

まだ暫定とはいえ、プレミアリーグ史上最も若い指揮官。モウリーニョ前監督をこのタイミングで切ったことに対する批判の声はまだチラホラと聞こえてくるが、その一方では若いメイソンの就任に期待を抱いている人も少なくないだろう。現地時間25日に行われるEFLカップ決勝でタイトルを手に入れることとなれば、彼は大きな自身を掴むはず。そうなれば、トッテナムは勢いに乗ってくるかもしれない。

しかし、たとえEFLカップを制したとしても、メイソン政権は今季限りのものとなる可能性は高いか。英『Daily Mail』などによると、トッテナムはすでに来季の新指揮官候補を何人かリストアップしているとのこと。候補としては、RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督や前ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ氏らが挙がっているという。

たしかに、長期政権を任せるにあたってメイソンはまだ若すぎるのかもしれない。いくら将来有望な指導者といえど、トッテナムが目指すのはあくまでもプレミアリーグ優勝。早急に結果を出したいクラブにとって、同氏と心中するのはあまりにもリスクが大きすぎる。長期的なスパンで29歳の青年監督にチームを任せられるほど、今のトッテナムに余裕はない。メイソンに期待はしたいところだが、現状クラブ上層部が経験豊富な指揮官の招聘に動くのも理解できる。

「正直、ライアンが来季も続投する可能性はかなり低いと思うよ。リーグカップ優勝と残り試合でかなり良い成績を収めたとき、それについて初めて議論されるようになると思う。彼はクラブを愛しているけれど、クラブはそれほど彼を愛していないのかもしれない。とはいえ、これからの経験は若い彼にとって貴重だ。長期的に指揮官を任される可能性は低いけれど、指導者として素晴らしい体験ができるチャンスを無駄にしてほしくはないね」(クライヴ・アレン)

「私は(マルセロ・)ビエルサが来季トッテナムの指揮を執る可能性が高いと思う。素晴らしい監督だから、ファンも彼のことを気にいるはずだ。彼が就任すれば、アンビリーバブルなチームになるかもね。リーズのファンからは大反対の声が続出すると思うが、スパーズが本気を出せば引き抜けると思うよ」(ジェイミー・オハーラ)

クラブOBのクライヴ・アレン氏とジェイミー・オハーラ氏も、メイソンが来季以降も続投する可能性は低いと英『talkSPORT』でこのようにそれぞれの見解を示している。やはり、来季のトッテナムは欧州での実績が十分な指揮官にチームを任せることとなるのか。プレミア最年少指揮官となったメイソンだが、29歳の青年監督は厳しい現実に直面することとなっている。

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