ミランに必要なのは“テオのバックアッパー” 不動の地位を揺るがすかもしれない3名

ミランで不動の地位を築きつつあるテオ・エルナンデス(右) photo/Getty Images

まだまだ波はあるため補強は必須

シーズンの後半に入ってやや失速気味ではあるものの、ようやくスクデット争いに絡み、ACミランはかつての輝きを取り戻しつつある。そんなチームに欠かせない選手といえば、真っ先に浮かぶのは名門を甦らせた衰え知らずの怪物ズラタン・イブラヒモビッチや、攻守にわたって存在感を発揮するチームの心臓フランク・ケシエか。ただ、抜群の攻撃力で、左サイドバックとして躍動するテオ・エルナンデスも忘れてはいけない。

現在23歳のテオ・エルナンデスは2019年夏にレアル・マドリードからミランへ移籍し、加入初年度から公式戦36試合に出場して7ゴール5アシスト(リーグ戦は33試合6ゴール5アシスト)の大活躍。2年目の今季もここまで公式戦37試合に出場して5ゴール6アシスト(リーグ戦は25試合4ゴール4アシスト)と、素晴らしいパフォーマンスを披露してきた。

ただ、そんなテオ・エルナンデスもずっと調子が良いわけではない。23歳という若さもあり、ちょっとしたミスや判断の遅れから危険なシーンを招くことも多々みられる。まだまだ波はあるのだ。もちろん、過密日程や出場時間の長さからくる疲労などもあるだろう。先のサンプドリア戦(第29節)でも、安易な横パスをFWファビオ・クアリアレッラに奪われ、先制点を献上していた。

そこでミランにとって重要となってくるのが、テオ・エルナンデスのバックアッパーの存在。ミランは昨夏の移籍市場で、両サイドバックをこなせるDFディオゴ・ダロトをレンタルで獲得した。ただ、ダロトは基本的には右サイドで使われることが多く、左サイドバックを主戦場とする選手はテオ・エルナンデスの他にいないと言っていい。しかも、今季終了後にダロトの買取オプションを行使しないことも噂されている状況。今季の好調を来季以降も続けていく、いや来季にさらなる飛躍を遂げるためには、今夏の左サイドバックの補強は必須だろう。

伊『Calciomercato.com』などによると、現時点でテオ・エルナンデスのバックアッパーの候補に名前が上がっているのは3選手。以前から獲得の噂がたびたび浮上しているパルメイラスのウルグアイ代表DFマティアス・ビーニャ、バルセロナで出場機会苦しむ元U-21スペイン代表DFジュニオール・フィルポ、今季限りでナポリとの契約が満了を迎えるアルバニア代表DFエルセイド・ヒサイだ。

才能あふれる若手が豊富なミランにまだまだ足りない経験を補ったり、セリエAへの適応性を考えれば、ヒサイの獲得が一番無難ではある。移籍金がかからないことに加えて、退団が予想されるダロトと同様に両サイドをこなせるメリットもある。ただ、左サイドバックとして不動となりつつあるテオ・エルナンデスの危機感やさらなる向上心を煽るために、同年代のビーニャ(23歳)やフィルポ(24歳)を狙うも十分ありだろう。はたして、ミランは左サイドバックに関して、今夏の移籍市場でどのような補強を行うのだろうか。

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