中盤の柱となることも期待された男の苦悩 バルサで出場機会掴めぬ実力派MF

昨夏ユヴェントスからバルセロナに加入したピャニッチ photo/Getty Images

1試合平均出場時間はわずか“49.2分”

2020-21シーズン、バルセロナで世界屈指のレジスタが苦戦を強いられることとなっている。昨夏ユヴェントスから加入したボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチだ。

ASローマ時代にセリエAでの評価を上昇させ、その後移籍したユヴェントスでレジスタという新境地を開拓したピャニッチ。高いキック精度と広い視野を駆使したパス捌きで昨季までビアンコネリの中盤を支配していた同選手だが、活躍の場をスペインに移した今季はなかなか出場機会に恵まれない。バルサの中盤でも質の高いパスを量産すると期待をかけられていた同選手だが、新天地におけるここまでの公式戦1試合平均出場時間はわずか49.2分(24試合1181分)にとどまっている。

バルサにとって、財政健全化のために実行したMFアルトゥール・メロとのトレードだったことは理解できる。しかし、それでもセリエAで実力派MFと鳴らしていた男が、ここまで試合に絡めないのは多くの人にとって予想外だったことだろう。ましてや、ピャニッチはバルサのパスワークにも耐えうるだけのボールテクニックを備えたテクニシャン。本人もここまで出番が少ないことは予想だにしてなかったはずだ。

そんななか、ピャニッチがプレミタイムの伸びないバルサでの時間について言及。思うようにプレイタイムが伸びない現状に対して、このテクニシャンは次のように胸中を明かしている。

「現状、当初予想していたプレイタイムを下回っている理由はわからない。今は必死に努力を続けているところだよ。たとえ自分が同意しなくても、監督が下した決断は尊重しなければならない。このクラブで足跡は残したいんだけどね」(仏『Telefoot』より)

遠回しな表現ではあるものの、ロナルド・クーマン監督の自身に関する起用法について不満を漏らしたピャニッチ。現時点ではなかなか十分なプレイタイムを確保することができていない同選手だが、はたして今後彼は実力者揃うバルサで影響力を高めていくことができるのだろうか。若い力の波が押し寄せるブラウグラナの中盤で、30歳の実力派MFは必死にもがいている。

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