[注目試合]ユヴェントス浮上の原動力は“C・ロナウドの守備” ナポリのキーマン&とるべき戦法は

昨夏に鳴り物入りでナポリに加わったオシムヘン。ユヴェントス戦で自軍の攻撃を牽引できるか photo/Getty Images 

鍵を握るナポリのビルドアップ

今季のセリエA20試合消化時点で3位のユヴェントス(勝ち点42)と、同6位のナポリ(勝ち点37)による上位直接対決が、現地時間13日に行われる。ユヴェントスとしては首位ミランの追走、ナポリとしては上位戦線への生き残りという意味で、これ以上の勝ち点の取りこぼしは致命的となるだろう。

直近の公式戦3試合で1分け2敗と、暗雲が漂っているナポリがユヴェントス戦で心がけるべきは、自陣でのリスキーなパスワークやドリブルを慎むこと。配球力に長けるコスタス・マノラスと、独力でボールを運べるカリドゥ・クリバリの両センターバックを起点としたビルドアップが生命線だったナポリだが、前者は今月6日のジェノア戦(セリエA第21節)で負傷交代、後者は新型コロナウイルス感染により戦線離脱と、苦しい台所事情に。代役候補のニコラ・マクシモビッチとアミル・ラーマニに、マノラスやクリバリほどの配球力やドリブル突破力が無いことを踏まえると、ロングボールでユヴェントスのハイプレスを掻い潜ることを目指すのが賢明だろう。

この戦法を貫くうえで鍵を握りそうなのが、ヴィクター・オシムヘンとアンドレア・ペターニャの両長身FWのキープ力。FWドリース・メルテンスが足首の負傷により直近のリーグ戦2試合を欠場しているため、どちらかの先発出場が予想される。いずれも空中戦に強く、相手DFを背負ってのプレイも得意であるため、この二人にロングボールを送ることができれば、彼らのポストプレイからチャンスを作れそうだ。

直近の試合では守備も精力的にこなしているロナウド photo/Getty Images 

ロナウドの意外な持ち味とは

対するユヴェントスは、直近の公式戦7試合で6勝1分けと、今季序盤の停滞ムードから脱出。就任1年目のアンドレア・ピルロ監督が掲げる[3-5-2]の布陣を基調としたビルドアップ(相手ボール時は[4-4-2])や、ハイプレスがチーム内に浸透してきたことが好調の要因として挙げられる。なかでも光っているのが、FWクリスティアーノ・ロナウドの献身的な守備だ。

格下のクラブとの対戦では攻撃に専念する傾向が強いロナウドだが、今月6日のローマ戦でチーム内で2番目に多い4回のアタッキングサードにおける相手選手へのプレスを記録していることからも分かる通り(データは『FBref.com』より)、強豪クラブとの対戦では守備もしっかりこなしている。

このロナウドの守備が実を結んだのが今月2日に行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグ(インテル戦)で、前半34分すぎに自陣後方でボールをキープした相手DFアレッサンドロ・バストーニにプレスをかけ、ボールを奪った後に逆転ゴールを挙げている。ロナウドを起点とするユヴェントスのハイプレスの強度と、ナポリのビルドアップの質のどちらが上か。今週末の上位対決では、これが焦点となるだろう。

ナポリ×ユヴェントス(セリエA第22節)
2月13日(土) 26:00 キックオフ


予想スターティングメンバー


ナポリ
基本布陣 [4-2-3-1]

GK ダビド・オスピナ
DF ジョバンニ・ディ・ロレンツォ
DF アミル・ラーマニ
DF ニコラ・マクシモビッチ 
DF マリオ・ルイ
MF エリフ・エルマス
MF ティエムエ・バカヨコ
MF イルビング・ロサーノ
MF ロレンツォ・インシーニェ
MF ピオトル・ジエリンスキ
FW ヴィクター・オシムヘン

監督 ジェンナーロ・ガットゥーゾ


ユヴェントス
基本布陣 [4-4-2]

GK ヴォイチェフ・シュチェスニー
DF ファン・クアドラード
DF レオナルド・ボヌッチ
DF ジョルジョ・キエッリーニ
DF ダニーロ
MF フェデリコ・キエーザ
MF ロドリゴ・ベンタンクール
MF アドリアン・ラビオ
MF ウェストン・マッケニー
FW クリスティアーノ・ロナウド
FW アルバロ・モラタ

監督 アンドレア・ピルロ

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