父がレジェンドでも関係ない ドイツで覚醒目指す21歳のスタイル

現在はローマからライプツィヒにレンタル移籍中のジャスティン・クライファート photo/Getty Images

「あくまでも自分のスキルを披露したい」

あまりに親が偉大すぎると、その子どもはどうしても苦労する。スポーツ選手ならば、それはなおさらのことだ。サラブレッドとして将来を嘱望され、成功するのがさも当然のように扱われることも多いだろう。もしかすると、本人のたゆまぬ努力によって得られた成果も「親譲り」なんて一言で片付けられてしまうかもしれない。

そのプレッシャーは計り知れず、途中で親と同じ道を諦めてしまう選手も少なくない。たとえプロになれたとしても、キャリアでは常に偉大な親の姿がチラつくこととなるだろう。しかし、そんな境遇に置かれながらも、ケロッとした様子でプレイを続ける“2世選手”がいる。RBライプツィヒに所属するFWジャスティン・クライファートだ。

その名を聞けば、サッカーファンなら誰もがピンとくるだろう。同選手の父親は、オランダ・サッカー界におけるレジェンドのパトリック・クライファート氏なのだ。同氏は現役時代にオランダ代表で歴代3位の40得点を挙げた伝説的ストライカー。現在21歳のジャスティンは、そんな父の背中を見て育った。幼少期には、常に周囲から“クライファートの息子”として見られ、そのプレッシャーを感じたこともあるだろう。そして、そんな視線は今なお彼に向けられ続けていると言っていいはずだ。

だが、ジャスティンは意外にも偉大な父と比較されることに関して、それほどプレッシャーは感じていないという。同選手はレジェンドの息子として注目されることには慣れているとしながら、自身のキャリアや父との関係について独『SportBuzzer』へ次のように語る。

「父が偉大な選手だったことで僕には注目が集まっているけれど、僕は今のところそのプレッシャーにうまく対処していると思うよ。というより、彼よりも優れたプレイヤーになることを必死に証明しようとはしていないんだ。だから、重圧が大きくなることはないのさ。あくまでも自分のスキルを人々に披露したいと思っている。多くの人は父がアヤックスにいたから、僕もそこでプレイしたと思っているかもしれない。でも、それは違う。僕は自分にとってメリットがあったからこそ、アヤックスに在籍していたんだ。世界に自分の能力を示すには、うってつけのクラブだったからね」

「もちろん、父は僕に時折アドバイスをくれる。でも、彼は主にスペインで仕事をしているから、今ドイツにいる直接会う事は滅多にないよ。手紙や電話でやりとりをする事はあるけどね。サッカーについての話以外もたくさんするんだ。ごく普通の会話だね」

父とは親密な関係を築いているものの、サッカー選手としてはそれほど意識していないとジャスティン。はたして、ドイツでの本格覚醒を目指す21歳のアタッカーは、これからどのような選手に成長してくのだろうか。自分らしさを前面に押し出して成長を続ける彼の成長には、今後も注目したいところだ。

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