ドルトムントで急成長
まさかこれほど早くトップチームで定位置を築くと誰が予想していただろう。今やドルトムントに欠かせないアタッカーとなったのが、18歳のアメリカ代表MFジョバンニ・レイナだ。
ブンデスリーガデビューを果たしたのは今年の1月だったのだが、そこから1年も経たないうちにスタメンの座を掴んでみせた。マルコ・ロイス、トルガン・アザール、ジェイドン・サンチョなどライバルは多いが、レイナは彼らにも負けていない。
今季もリーグ戦では3得点4アシストを記録しており、その成長スピードには驚かされる。20歳を迎えるまでにワールドクラスの仲間入りを果たす可能性だって十分に考えられる。
ブンデスリーガ公式によると、レイナは世界トップ10には入るタレントになりたいとの野望を抱いているという。キリアン・ムバッペ、ドルトムントでチームメイトのアーリング・ハーランドなど近い世代に強烈なライバルは存在するが、彼らにも負けるつもりはないのだろう。
「僕はいくつかビッグゲームをこなしてきた。自分の殻から抜け出て、今ではボールを要求している。自分がチームのメインプレイヤーの1人になる時がきたと思う。サンチョ、ハーランドなど、彼らのレベルに達したい」
「僕はすでに新世代のビッグプレイヤーになりつつあると感じているんだ。ただの良いアメリカ人選手にはなりたくないね。僕は継続的に世界トップ10に入りたいんだ」
今後はアメリカ代表でもクリスティアン・プリシッチらとともにチームを引っ張っていくことになる。ワールドクラスのアタッカーへ成長し、目指すはカナダ、メキシコ、アメリカの3国共催で開催される2026ワールドカップ制覇だ。