超短時間で結果出す レアルで“98分に1点”のペースでゴールを決める男

レアルのマリアーノ photo/Getty Images

意外性No.1ストライカーか

忘れられた頃にゴールを決めてくる。今のレアル・マドリードにはそんな不思議な力を持つストライカーがいる。

21日のビジャレアル戦で今季初得点を記録したFWマリアーノ・ディアスだ。

レアルの最前線ではカリム・ベンゼマが絶対の1番手であり、マリアーノはルカ・ヨビッチと2番手の座を争っている。2番手と言っても1番手のベンゼマとはかなり大きな差があり、指揮官ジネディーヌ・ジダンから信頼を得ているとは言い難い。
それでもマリアーノは不思議なタイミングでゴールを決めてくる。今回のビジャレアル戦でも、マリアーノは試合開始2分で得点を記録。出場してからすぐゴールを決めるのはマリアーノの特長の1つと言っていいかもしれない。

昨季もリーグ戦では1点だけ決めているが、その1点はバルセロナとのクラシコで途中出場から1分後に決めたものだった。あの時もマリアーノの突然のゴールにサッカー界全体が驚かされた。

少ない時間で結果を残すのはマリアーノの得意技でもあり、マリアーノはレアルで98分に1点のペースでネットを揺らしている。スペイン『MARCA』によれば、これは87分に1点のペースで決めていたクリスティアーノ・ロナウド、93分に1点決めていたアルバロ・モラタに続き、ジダン政権下では3番目の数字だという。

数字で見ると、マリアーノはレアルで42試合に出場して11得点の成績を残している。平凡に思える数字だが、プレイタイムは僅か1081分。この短い時間で11点を奪っているのは見事と言うしかない。

意外性のあるFWと言うことができ、マリアーノには不思議な期待がかかる。常に準備を怠っていないからこそ結果が出ているのだろうが、次に声がかかった時にもゴールを決められるのか。レアルはマリアーノの得点力をもっと活かすべきなのかもしれない。

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