2年でイタリア&スペインは変わった ファティ、バレッラら成功した世代交代

ネーションズリーグ・ベスト4へ進んだイタリア代表 photo/Getty Images

EURO2020優勝候補へ

2018年、世界を代表するサッカー強豪国であるイタリア代表とスペイン代表は苦い思いを経験した。

スペインはロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でホスト国のロシア代表にPK戦の末敗北。イタリアに至っては欧州予選で敗れ、出場権すら掴めなかった。

あれから2年。両チームは再び世界の頂点に立つべく世代交代へ着手したわけだが、ここまでは順調に進んでいると言えるのではないか。
スペインは17日にネーションズリーグでドイツ代表を6-0のスコアで粉砕したが、スタメンの平均年齢は25.8歳と非常に若い構成だった。30代はDFセルヒオ・ラモスのみで、23歳のGKウナイ・シモンにDFパウ・トーレス、22歳のMFダニ・オルモ、20歳のFWフェラン・トーレスなど若い選手が活躍。ベンチからも19歳DFエリック・ガルシア、23歳FWミケル・オヤルサバルら若手が途中出場のチャンスを得ている。

18日にボスニア・ヘルツェゴビナを2-0で撃破したイタリアも似たような年齢構成となっており、スタメンの平均年齢は25.7歳。30代はDFフランチェスコ・アチェルビのみだった。

同じくベスト4へ進むスペイン代表 photo/Getty Images

23歳のMFニコロ・バレッラ、21歳のDFアレッサンドロ・バストーニ、GKジャンルイジ・ドンナルンマ、さらにベンチからは23歳DFダビデ・カラブリアが出番を得るなど、こちらも若返りは成功している。

スペイン、イタリアの両チームはネーションズリーグのベスト4へ進出することが決まっており、同じくベスト4へ入ったベルギー代表、フランス代表とともに来夏のEURO2020優勝候補と言っていいだろう。

2年で一気に生まれ変わった印象があるが、イタリアとスペインはこの勢いをEURO2020へ繋げられるのか。スペイン『MARCA』も両チームの世代交代を成功と称賛しており、強豪と呼ぶにふさわしいチームへと復活を遂げている。

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