成長した“Newキエッリーニ候補” イタリアの新たな番人へ

イタリア代表のバストーニ photo/Getty Images

マンチーニも絶賛

新型コロナウイルスの影響でEURO2020が来夏に延期されたことで、イタリア代表の最終ラインには変化が起きている。

昨季から急激に評価を高めてきたインテル所属DFアレッサンドロ・バストーニがイタリア代表でもポジション確保へ近づいているのだ。

イタリアは今月の代表マッチウィークでエストニア、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦し、3試合ともクリーンシートで勝利を収めた。バストーニはこの3試合全てにフル出場しており、左センターバックとしての地位を固めつつある。
イタリアではユヴェントスに所属するレオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニの2人が最終ラインのリーダーだったが、ベテランの2人にとってEURO2020の延期は影響が大きい。特にバストーニと同じレフティーのキエッリーニは36歳と大ベテランだ。1年でコンディションが大きく変わってしまう恐れもある。

だからこそバストーニのブレイクは大きい。この1年でさらに成長すれば、ワールドクラスのセンターバックとしてEURO2020へ臨むことになるかもしれない。

伊『Rai Sport』によると、イタリア代表監督ロベルト・マンチーニもバストーニには大きな期待をかけている。上手くいけばキエッリーニの後継者となる可能性があるのだ。

「バストーニはこの10日間で3試合をこなしたが、良くなっていったね。彼は非常に若く、大いに成長できる。Newボヌッチ、キエッリーニといった素晴らしいDFになれるよ」

イタリアは優秀なセンターバックを次々と輩出してきた強豪国だが、バストーニは次世代のイタリア代表を引っ張っていくセンターバックとなるのか。来夏のEURO2020はバストーニが本格的にブレイクする大会となるかもしれない。

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