フンメルスがクラブで共闘したい“32歳” 「ドルトムントに来ないかと……」

クラブレベルでは未だ共闘したことのないフンメルス(左)とシュティンドル(右) photo/Getty Images

同世代MFに対する評価は今も変わらず

たとえどれだけ年齢を重ねても、自身が憧れる存在というのはいつまでも変わらないものなのだろう。ドルトムントに所属するDFマッツ・フンメルスが、バイエルン・ミュンヘンの下部組織時代から今なお評価し続ける同世代選手の名前を明かしている。

今年12月で32歳を迎えるフンメルス。ドイツ代表におけるキャップ数は実に「70」を数え、同選手は長らくドイツサッカー界を牽引するセンターバックとして活躍を続けてきた。ヨアヒム・レーヴ監督の方針により現在は代表から遠ざかっているものの、クラブレベルではまだ元気。今季もここまでドルトムントで公式戦11試合に出場し、平均年齢の若いチームを最終ラインから支えている。

そんな頼れるベテランであるフンメルスが憧れる存在。それはボルシアMGに所属する32歳の元ドイツ代表MFラース・シュティンドルだ。クラブでこそ共闘した経験のない同選手とフンメルスだが、下部組織時代から世代別代表で顔を合わせる機会が多かった彼らは旧知の間柄。かつて自身の世代をリードする選手だったこともあり、フンメルスにとってシュティンドルは特別な存在となっているようだ。
「僕はずっとラースのファンなんだ。ヒーローだよ。彼はピッチ上で常に完璧なのさ。キャプテンとしても、チームをしっかりとまとめているね。最近は別の選手にフォーカスされることも多いけど、僕はまだ彼がボルシアMGのNo.1だと思っている。もし叶うのならば、クラブでもチームメイトとしてプレイしてみたい。ドルトムントに来ないかと、常々思っているよ」

ポッドキャスト『Alleine ist schwer』に対して、フンメルスは旧友に対する思いをこのように語っている。現在32歳のシュティンドルを今後ドルトムントが獲得する可能性はかなり低いが、ベテランDFは彼の実力を今でもかなり高く評価しているようだ。

周囲からしてみれば、少し意外なチョイスとも言えるフンメルスの“ヒーロー”。はたして、この2人がいつかクラブレベルでも共闘する日はやってくるのだろうか。ドイツの名DFは旧友との再会を待ちわびている。

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