“NEXTランパード”新候補は21歳 得点も奪える若きMFが目指す場所

類稀なる得点力を備えたMFのハフェルツ photo/Getty Images

いずれはランパードのような名誉を

“NEXTフランク・ランパード”。この呼び名にふさわしい選手の出現を、チェルシーのファンは願い続けている。しかし、今のところ彼らのそんな期待に応えてみせた選手はいない。筆頭候補だったMFロス・バークリーも、今季はアストン・ヴィラへレンタルとなり崖っぷち。やはりランパード級の才能を備えた選手というのは、そう容易く見つかるものではないのだろう。

ランパードが選手としてスタンフォード・ブリッジのフィールドを離れて早6年。ファンも半ば諦めた節があるかもしれない。しかし、そんななかで今夏チェルシーに将来有望な攻撃的MFがやってきた。レヴァークーゼンから加入したドイツ代表MFカイ・ハフェルツである。

「メスト・エジルとミヒャエル・バラックをMIXさせた選手」。レヴァークーゼン時代から、ハフェルツのことをこのように評しているメディアは多い。それだけに、彼へ“NEXTランパード”としての期待をかけるのは少し違うと感じるファンも少なくはないだろう。なにしろ、国籍も身体のサイズ感も違う。
だが、MFながら類稀なるゴールセンスを持ち合わせているという点に注視すれば、ハフェルツは誰よりもランパードに近い存在と言えるはずだ。昨季はブンデスリーガで12得点を挙げている同選手。“NEXTランパード”と呼ぶにあたり、最も重要な要素と言える得点力を、この若者は高い次元で備えている。

「ランパードがゴール前でどれほど危険な存在だったかは覚えているよ。彼がMFとして素晴らしいと思っているのは今も変わらない。そして、今のチェルシーもランパードの下で攻撃的な考え方を持っている。そのスタイルの中で僕は様々なことをして、いずれ彼のような名誉を得たいと思っているよ」

これはハフェルツが独『Sport Bild』に対して語った言葉。少し選手としてのタイプは違うかもしれないが、本人もランパードの後継者となることには前向きなようだ。はたして、そんな彼が超攻撃的MFとしてランパード級の評価を得る日はやってくるのだろうか。ここのところは新天地への適応も順調なヴェルナー。いずれは誰もが認めるチェルシーのレジェンドとなる可能性も低くない。

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