日本の壁はすぐ“3000万ポンド”の価値を超える? 世界を代表する若手DFへ

ボローニャの冨安 photo/Getty Images

獲得を狙うクラブは相当の金額を用意する必要ありか

このままいけば、日本代表の若きディフェンスマスターの価値はとんでもないレベルへと上昇していくのではないか。

そう考えられているのは、ボローニャで活躍を続ける日本代表DF冨安健洋だ。

冨安は昨季よりボローニャでプレイをスタートさせると、評価は試合を重ねるごとに上昇。昨季は右サイドバック、今季は本職のセンターバックと、守備職人としてチームで安定した地位を築いている。
冨安に興味を示すクラブは多く、同じセリエAではミランやローマからの関心も噂された。イングランドならばニューカッスルやウェストハムだ。

しかし、冨安はボローニャにとっても貴重な存在だ。今夏に冨安を手放す案は存在しなかった。

おそらくは今後も冨安を狙うクラブは続々と出てくるだろうが、伊『Calciomercato』は年齢を重ねるごとに冨安の価値はどんどん上昇していくと見ている。

その市場価値はすぐにでも3000万ポンドを超えると予想されており、中堅クラブが冨安に手を出すのは難しくなるかもしれない。

英『HITC』は冨安がサイドバック、センターバック、さらには守備的MFまでこなせると取り上げており、デイビッド・モイーズ率いるウェストハムにとってピッタリの人材と伝えている。

ただし冨安の市場価値が3000万ポンドを超えるならば、ウェストハムにとってはクラブ史に残る高額な移籍金を用意する必要が出てくる。

これまでクラブ史上最高額の移籍金となったのは昨夏にフランクフルトから獲得したFWセバスティアン・ハラーで4500万ポンド、それに次ぐのが2018年にラツィオから獲得したFWフェリペ・アンデルソンで4200万ポンド、3番目は2017年にストーク・シティから獲得したFWマルコ・アルナウトビッチで2500万ポンドとなっている。

つまり、ウェストハムが今後冨安を狙うためにはクラブ史上3番目に高額な移籍金が必要となる可能性が高い。

果たして冨安の評価はどこまで上がっていくのか。世界を代表する若手DFの1人となりつつあり、近いうちに冨安を巡って大争奪戦が展開されるかもしれない。

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