中堅クラブからのリスタート
才能があると絶賛され続け、NEXTスティーブン・ジェラードやNEXTフランク・ランパードと言われた男も気付けば26歳。
イングランド代表でも主軸になっておきたい年齢だったが、MFロス・バークリーの未来はどうなるのだろうか。
バークリーはエヴァートンで頭角を現し、2018年の冬にチェルシーへと移籍。これは明らかなステップアップであり、チェルシーではランパードも背負った背番号8を任された。
得点を奪えるパワフルなMFとの評価だったのだが、チェルシーでの2年半は思うような時間とはならなかった。
イングランド代表の方でもデル・アリ、ジェイムズ・マディソン、ジャック・グリーリッシュなど続々と攻撃的MFが評価を伸ばし、バークリーはチェルシーでもイングランド代表でも少し影の薄い存在となってしまった。
そして今夏、チェルシーでレギュラーポジションを掴めなかったバークリーはアストン・ヴィラへのレンタル移籍を決断した。
英『GIVE ME SPORT』は、そんなバークリーをポテンシャルを活かしきれなかったイングランド人選手との特集にリストアップしている。
ここでは元マンチェスター・シティのDFマイカ・リチャーズ、マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーが生んだ特別な才能と期待されていたMFラヴェル・モリソンらがリストアップされているのだが、このままではバークリーもそのリストにふさわしい選手となってしまうかもしれない。
アストン・ヴィラで結果を出せば、評価はまた上がる。実際に今節のリヴァプール戦では得点も記録しており、プレイタイムさえあれば再び評価を上げられる希望はある。
イングランド代表でもEURO2020、2022ワールドカップへの出場を十分に目指せるはずだが、アストン・ヴィラでポテンシャルを完全開花させられるのか。もう1度中堅クラブからのスタートだ。