9番の補強は必要ない スールシャールの下で18歳の怪物が完全体へ

昨季マンUでブレイクを果たしたグリーンウッド photo/Getty Images

ヘディングさえ改善できればCFとして完成する

マンチェスター・ユナイテッドには9番タイプのストライカーが必要だ。現在、各方面から赤い悪魔にはこのような声が寄せられている。昨季終盤戦から機能したマーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、メイソン・グリーンウッドの3トップは強力だが、やはり中央に絶対的なストライカーが欲しい。そう思っている人は少なくないのだ。

しかし、マンUにストライカーの補強は必要ない。オーレ・グンナー・スールシャール監督はそのように考えているか。どうやら、同監督は昨季ブレイクを果たしたグリーンウッドが9番の選手として覚醒することに大きな期待を寄せているようだ。グリーンウッドはヘディングさえ磨けば、プレミアでも十分通用するセンターフォワードになると指揮官は次のように話す。

「ゴールというのはストライカーにとって重要なものだ。自信と感覚を掴むためにね。メイソンは中央でもワイドな位置でもプレイできる。しかし、私は彼が将来的に9番の選手になると思っているよ。だが、そうなるためにも彼はヘディングのやり方を学ばなければならない。彼にやる気があるのなら、私は彼に教えるつもりだ。一緒に練習したいというのなら大歓迎だよ」
グリーンウッドは左右両足でのシュートこそ水準以上だが、優れたセンターフォワードになりたいのならヘディングの練習が必須だとスールシャール監督。しかし、その苦手さえ克服できれば、この18歳がワールドクラスの9番になると指揮官は確信している様子だ。

安易に他クラブから9番タイプの選手を連れてくるよりも、クラブの未来も考えた上でグリーンウッドの未来に賭けようとしているスールシャール監督。はたして、若きストライカーはその期待に応えることができるのだろうか。マンUで新たな9番が完成する日はそう遠くないかもしれない。

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