メイソン・グリーンウッドの急成長により、マンチェスター・ユナイテッドにはマーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャルを合わせた恐怖の3トップが完成した。
3人とも名前にMが入ることもあり、MMMトリオなどと呼ばれることもある。おそらくは来季もこのMMMトリオが攻撃の軸となるのだろう。
そうしてグリーンウッドが評価を伸ばしていく中、徐々に評価を落とすことになってしまったのが22歳の快速FWダニエル・ジェイムズだ。
今季よりスウォンジーからマンUに加わったジェイムズは、プレミアリーグ開幕4試合で3得点を挙げるロケットスタートを披露。一時はジェイムズを3トップの一角に据えたMMDが今後の軸になるかとも思われた。
しかしグリーンウッドの登場により、ジェイムズの出番は減少。1-2で敗れた先日のヨーロッパリーグ準決勝・セビージャ戦も3分間しか出番を与えられなかった。
ジェイムズとグリーンウッドの差はどこにあるのか。やはり得点力だろう。
左利きのグリーンウッドは右サイドから切れ込んでのシュートも期待できるが、ジェイムズにはカットインからゴール量産のスタイルがない。スピードを活かした縦への突破が最大の魅力であり、右ウイングで起用した時の得点力は明らかにグリーンウッドの方が上だ。
得点力の向上こそがジェイムズのレベルアップに欠かせないものであり、そこを磨かなければMMMトリオに勝負を挑むのは難しいだろう。
さらにマンUにはジェイドン・サンチョのようなワールドクラスのアタッカー獲得の噂が続いている。仮にサンチョ級のFWがくれば、ジェイムズは5番手へと降格してしまう。
『90min』はカウンターのスペースに突進する以外の選択肢がないことを問題視しており、プレイの幅をもう少し広げたい。まずは途中出場から結果を残していきたいところで、来季はジェイムズがスーパーサブになることを期待したい。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/