太りすぎとの批判から始まった“1億ユーロの7番” 苦すぎたアザールの1年

レアルのアザール photo/Getty Images

解説者からは痛烈な批判も

今季のレアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラを制したが、残念だったこともある。

昨夏に獲得した目玉新戦力のFWエデン・アザールがほとんど何も出来ないまま1シーズン目を終えてしまったことだ。

アザールは攻撃の軸になってほしい存在だったが、今季は怪我の影響で満足にプレイできなかった。
攻撃はカリム・ベンゼマ頼みとなり、レアルは安定した守備を武器に戦うしかない状態となった。クリスティアーノ・ロナウド退団の穴はまだ埋まっていない。

アザールがフィットしていれば、もう少し攻撃に迫力が出ていたはず。そこは今季の悔やまれるポイントだろう。

英『TalkSport』によると、解説を務めるトニー・カスカリーノ氏もアザールの働きが不十分だったと批判する。

怪我をしてしまったのは仕方がない部分もあるが、加入する際に太り過ぎと指摘されたことなどを含め準備不足と感じているようだ。

「彼はレアルへの移籍を真剣に捉えなかった。彼は体重超過の状態で現れ、その代償を払った。マンチェスター・シティ戦での彼は違う選手に見えたよ」

結果的にチャンピオンズリーグの方ではベスト16で姿を消すことになり、2シーズン連続の屈辱を味わった。

チェルシーでの輝きを誰もが理解しているだけに、今季のアザールは非常に残念だった。来季こそは真の姿を見せてくれるのか。アザールが攻撃を引っ張る展開となれば、もっと上のステージを目指せるはずだ。

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