降格クラブにいる“超攻撃型サイドバック” リヴァプールにとって魅力的な22歳

ノリッジ・シティのルイス photo/Getty Images

再び降格クラブから選手を引き抜けるか

今季圧倒的な強さでプレミアリーグを制したリヴァプールは、来季へ向けてどのポジションを強化すべきなのか。

チーム状況を考えると、そこまで大規模な補強は必要ないだろう。層が薄いポジションにバックアッパーとなる選手を獲得するだけで十分かもしれない。

手薄なポジションの1つといえば、アンドリュー・ロバートソンがフル稼働を続けている左サイドバックだ。
ジェイムズ・ミルナーを回すこともできるが、あくまでミルナーの本職は中盤だ。

そこでリヴァプールが注目しているのが、降格が決定したノリッジ・シティに所属する22歳のジャマール・ルイスだ。

降格が決定したクラブの選手を1部クラブが引き抜くパターンはよく見られるものだが、近年のリヴァプールはこの手の補強を連発している。

例えば2016年には、降格したニューカッスルからMFジョルジニオ・ワイナルドゥムを獲得。

続く2017年には降格したハル・シティからロバートソン、2018年には降格したストーク・シティからMFジェルダン・シャキリを獲得している。即戦力ではないが、2019年には降格したフラムから16歳のFWハーヴェイ・エリオットも引き抜いた。

リヴァプールがルイス獲得に出したオファーは拒否されたようだが、目の付け所としては非常に興味深い。

今季のルイスはアシストこそ0本に終わったが、その攻撃力は印象的だった。左サイドを縦に駆け抜けるロバートソンとは違い、ルイスは右足を使って中へカットインする動きも得意としている。ロバートソンとは違うタイプの攻撃参加が期待できる。

0本に終わったアシスト部分は、クロスの精度を含めて磨いていく必要がある。それでもロバートソンのバックアッパーとしては魅力的だ。獲得にこだわる価値はあるのではないだろうか。

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