世界を代表する名門とて、急激に転げ落ちていくことがある。
かつて世界の頂点に立っていたミラン、マンチェスター・ユナイテッドも、近年はリーグ制覇から遠ざかっている。2000年代の時点では、両クラブが2010年代に入ってここまで苦戦するとは予想もされていなかった。
英『BBC』によると、バルセロナも同じ道を辿る危険があると主張する者がいる。2021年に予定されているバルセロナの会長選に立候補予定のヴィクトール・フォント氏だ。
バルセロナは今季リーガ・エスパニョーラのタイトルをライバルのレアル・マドリードに奪われてしまったが、フォント氏は現状にかなりの危機感を抱いている。
「我々がやろうとしていることを行わない限り、バルセロナは新たなミラン、ユナイテッドになるリスクがある」
こう主張しており、バルセロナを改革していきたいとの考えがある様子。その改革案の中心にはFWリオネル・メッシがおり、フォント氏は今のメッシが不満を抱えているはずと見ている。
「彼はアンハッピーであり、次に何をすべきか疑問に思っている。彼は毎年チャンピオンズリーグで勝てていないから、少しの不満を抱えているだろう。そこにフォーカスを当てる必要がある」
今後のバルセロナはメッシを含め世代交代へ動く必要がある。ここに失敗すれば、本当にミランやマンUと同じ道を歩むことになるかもしれない。
世代交代ではライバル・レアルの方が一歩リードしているが、数年後のバルセロナはどうなっているのか。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説NEXT」と題し、まさに今欧州挑戦中の若きサムライたちをピックアップ。久保建英、冨安健洋ら、これからの日本サッカーを担う才能たちの現在地を追い、その魅力に迫ります!
こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/