現在のプレミアリーグではリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、マンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン・ビサカ、さらに新星のチェルシーDFリース・ジェイムズなど、右サイドバックで高い評価を得る者が続々と出てきている。
その流れにより、アーセナルの快速DFエクトル・ベジェリンの存在感はやや薄くなったと言えよう。以前は爆発的スピードの持ち主として話題を呼んでいたが、近年は怪我にも苦しめられてきた。
今でもスピードを活かした攻撃参加はダイナミックだが、その一方で弱点も指摘されている。英『Daily Mail』が問題視しているのは守備の部分だ。
ベジェリンはアーセナルを退団するプランも考えているようだが、弱点の守備がそのプランの足枷になっているのだとか。実際に数字で見ると、ベジェリンの守備は不安だ。
今季もベジェリンは守備でのデュエル勝率が41%、空中戦の勝率も44%と低い。タックル成功率もアーセナル加入以降のデータでは65%となっており、守備面は世界トップレベルとは言い難い。前を向いて加速した時は魅力たっぷりだが、それだけで世界中のトップクラブを納得させるのは難しいか。
まだ25歳と若い選手だが、ベジェリンはここからアーノルドやアーロン・ワン・ビサカにも負けぬ評価を得ていけるのか。若手の台頭でプレミアリーグでも存在感は薄くなってしまっている。
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