アーセナルに必要なスカッド大改革 勧められる“3名”の実力者とは

今夏移籍市場における注目株であるクリバリ photo/Getty Images

クラブOBが獲得すべきと進言するのは

新型コロナウイルスの感染拡大により中断期間こそ挟んだが、今季もイングランド・プレミアリーグは全日程を消化することができそうだ。リヴァプールが実に30年ぶりとなるリーグ制覇を達成したシーズンということもあって、今季はファンの記憶に長く残り続けることだろう。

しかし、そんな中で早く今季の記憶を消し去りたいであろうクラブがある。ここまで9位と低迷するアーセナルだ。シーズン途中からバトンを託されたミケル・アルテタ監督の下で希望こそ見えた彼らだが、なかなか勝ち点を積み上げることができなかった。このままいけば、21世紀におけるクラブ最低順位でのフィニッシュも大いに考えられるだろう。

そんなアーセナルに求められるのは変革。毎年この時期になると各方面から「ガナーズには変化が必要」との声が上がるが、いよいよ本腰を入れて問題改善に取り組むべきなのか。クラブOBのケビン・キャンベル氏は来季のアーセナルには3人の実力者が必要だと英『GentingBet』へ語る。

かねてより獲得の噂が報じられているパルティ photo/Getty Images

「アーセナルには全体で4〜5人の新戦力が必要だ。まず必要なのはセンターバックだ。このポジションに1,2人は選手を補強したいところだね。その他にはセントラルMFとエネルギッシュな中盤の選手、そしてストライカーとサイドアタッカーのいずれかだ。でも、移籍市場での予算を考えたら実際に今夏獲得するのは3人程度だろう。何が起こるはわからないけどね」

「MFの具体的な候補としては、アトレティコのトーマス・パルティとユヴェントスのアドリアン・ラビオが望ましい。それから今季アーセナルの最終ラインはスピードのあるFWに苦しめられていたから、その点において素晴らしい対応力を持ったカリドゥ・クリバリも理想的だ。私は彼が統率するディフェンス陣を見てみたい。ノースロンドンダービーを見ていても、地上戦に強いDFが欲しいと感じたよ」

いずれの選手も獲得となれば多額の移籍金が必要と見込まれるが、アーセナルが現状を打破するためにはそれほどの気概を見せなければならないか。今夏の移籍市場ではイングランドの名門が本気の補強を敢行する姿を見たいものだ。

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