インテルに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェスに、ようやく復調の兆しが見えている。
ここ数シーズンは思うような結果を残すことが出来なかったこともあり、昨夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドからインテルへレンタル移籍した現在31歳のサンチェス。8年ぶりのイタリアで再起を図ったが、今季前半戦は怪我に悩まされ、わずかリーグ戦3試合の出場にとどまった。そして年明けに復帰を果たして以降も、限られた時間の中でアシストするなど徐々に調子を上げていた中でのリーグ戦中断と、運にも見放されてしまっている。
こういった状況もあってか、リーグ戦中断前には、インテルは今夏にサンチェスの買い取りを行使しないといった報道が飛び交っていた。しかし、ここにきて状況が少々変わってきているのかもしれない。サンチェスはリーグ戦再開後、7試合に出場して1ゴール6アシストの大活躍。今月13日に行われたトリノとの一戦では2アシストしたほか、10個ものチャンスクリエイト(キーパス)を記録し、己の存在意義を証明して見せたのだ。
データサイト『WhoScored.com』や『opta』によると、この数字は今季のセリエAで、1試合における最多のチャンスクリエイト数のことだ。また、セリエA過去15シーズンを遡っても、サンチェスを超える選手はアントニオ・カッサーノ、ダビド・ピサーロ、アレッサンドロ・ディアマンティ(いずれもチャンスクリエイト数は11)の3選手のみだという。
リーグ戦再開後の活躍もあり、インテルがサンチェスを買い取るための準備を進めているとの報道がもあった。まだ今後については不透明の部分が多い同選手だが、このまま結果を残すことができれば明るい未来が待っていそうだ。
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