バラック&エジル級でもまだ足りない!? ついに20歳の評価は“ジダンの域”へ

レヴァークーゼンで赤丸急上昇中のハフェルツ photo/Getty Images

集まる大絶賛の言葉

“NEXTミヒャエル・バラック”、“NEXTメスト・エジル”、またはその両方の特長を併せ持った選手と呼ばれる20歳がドイツ・ブンデスリーガにいる。レヴァークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツだ。

チャンスメイクもできて得点力も申し分ない。まさに彼はパーフェクトなアタッカーと呼ぶにふさわしい選手であり、近年その注目度は急上昇している。リーグ戦再開後の4試合では早くも5ゴールをマークしており、勢いが止まる気配はない。今やレヴァークーゼンの攻撃はこの男なくして成り立たないと言ってよく、バラックやエジルに喩えられるのも頷けるだろう。

しかし、彼のプレイスタイルはバラックやエジルのそれとは少し違うのだろうか。レヴァークーゼンでアシスタントコーチを務めるマルセル・ダウム氏はこの20歳のプレイに関して、周囲とは少し違う意見を持っているようだ。同氏は英『talkSPORT』に対して次のように語っている。
「今では誰もがカイ・ハフェルツに注目しているね。彼がプレイしているのを見ると、その理由がわかるよ。ジダンも私にとっては優雅な選手だった。常に落ち着いていてエレガント。パスの能力は素晴らしかった。ハフェルツも似ているよ。あまり注目されていないけど、それに加えて彼はとても素早いんだ。本当に素晴らしい選手だよ。空中戦に強く、スピードがあってゴールを奪える。本人次第ではあるけれど、どこまでいけるかは見ものだね。歴代最高のドイツ人選手になるかは断言こそできないが、彼には才能があるから限界に縛られないはずだよ。本当にジダンのような選手なんだ」

ハフェルツはかつてユヴェントスやレアル・マドリードの攻撃を司ったジネディーヌ・ジダン(現レアル・マドリード監督)のようだと話したダウム氏。天才MFを近くで見てきた指導者は、その驚くべき能力の高さに往年のレジェンドを思い出している。ジダンは歴代でも一二を争う名手だったが、ハフェルツにはそれほどまでのインパクトがあるのだろうか。

間違いなく、今ドイツで最も注目されている若手の一人であるハフェルツ。はたして、彼は一体どこまでその評価を上昇させていくのだろうか。いずれ、この若きMFがジダン級の評価を得る日もやってくるかもしれない。

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