クロップと共に成長する26歳 リヴァプール不動の左SBは謙虚な男

リヴァプールで成長を続けるロバートソン photo/Getty Images

指揮官からの評価を振り返る

リヴァプールに所属するスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソン。彼は長い下積み時代を経て、今や欧州でも屈指の強さを誇るリヴァプール不動の左サイドバックとなった。積極果敢なサイドからの高品質クロスや、時にゴール前にも顔を出す積極性はトップレベルでも高く評価されている。間違いなく“クロップ・チルドレン”代表格の一人と言えよう。

そんなロバートソンという選手をクロップ監督はどのように評価しているのか。同監督はそれについて昨年語っており、「ロボ(ロバートソンの愛称)と私は何時間だってポジティブな話をすることができる。彼は自信に満ち溢れているんだ。かといって、傲慢なわけではない。彼は謙虚でもある選手だね」と、26歳のメンタル面を絶賛している。プレイもさることながら、そのパーソナリティこそがロバートソンを一流たらしめているとクロップ監督は考えているのだ。

しかし、英『Sky Sports』が今回行なったインタビューの中で、ロバートソンは当時クロップ監督が語ったほど自身のメンタルは強くなかったと話している。指揮官にはあのような評価を受けたが、今もメンタルトレーニングに勤しむ日々を送っているとロバートソンは次のように語った。
「今もそれには取り組んでいるね。ネガティブになってしまうことはあるけれど、監督にそう思われていないのならそれは素晴らしいことだ。でも、毎日努力を怠ってはいない。常に改善を続けているよ。クロップは素晴らしい監督だ。グラウンドでもそうでないところでも、まるで父親のようなんだ。あらゆるところで僕らのことを考えてくれている。それこそが僕たちが成功を掴んでいる理由だよ。おそらく、これは今後も長く続くだろうね」

クロップ監督の明るいキャラクターのおかげで、次第に指揮官が話していた自身の姿に近づきつつあるとロバートソンは述べている。こういったコメントからも謙虚さは伝わってくるだけに、クロップ監督が去年言っていたことも決して間違いではないはず。いずれにせよ、良い師弟関係が築けていることが窺える一連のやり取りだ。

常に自身の弱点を克服するために努力を怠らないロバートソン。これからもこの26歳は、まるで父親のような指揮官の下で成長し続けることだろう。

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