マンチェスター・シティ、レアル・マドリードなど移籍先候補がいくつも噂されていた中、現ユヴェントスDFレオナルド・ボヌッチは2017年にミラン移籍を決意する。
この判断はなかなかに衝撃的だった。当時世界最高のセンターバックの1人とまで言われていたボヌッチが、同じセリエAのクラブに移籍したのだ。しかも名門とはいえ、ミランは長くスクデットから遠ざかっているクラブでもある。ユヴェントスから移籍する理由が見当たらない。
スペイン『MARCA』が伝えているが、この判断にはユヴェントスでチームメイトのDFジョルジョ・キエッリーニも驚かされたという。
キエッリーニは自伝で当時のことを振り返っているが、自身の知らないところで移籍が実現したと語る。事前に動きを知っていれば、止めたかったのだそうだ。
「ミランでの1年は全く異なるものだったし、本当に間違ったチョイスだったと思う。僕たちが会っていない数週間程度の間に起きたことだと感じているんだ。僕がいれば、彼も考え直してチームに留まったと確信している。同じことがアントニオ・コンテにもあった。2人とも僕がいない間に去っていったんだ。全てが決まってからレオと話をしたけど、最初から最後までロジックがなかった。レアルに行くなら分かるけど、ミランはね?」
実力だけで考えるなら、今のミランはユヴェントスより下だ。優勝争いにも絡めていないクラブにボヌッチが向かう理由は無かったと言える。
結局ボヌッチは1年でユヴェントスに復帰したわけだが、ミラン行きの判断は間違っていたか。
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