2014年から昨季まで、トッテナムで指揮をとったマウリシオ・ポチェッティーノ。昨季はチャンピオンズリーグ決勝まで駒を進めるなど、トップクラブへの殻を破れないでいたトッテナムを、真の強豪クラブと言えるまでに成長させた彼の功績は大きい。
しかし、今季は開幕から12戦3勝と成績が振るわず、無念の途中解任。指揮官の座はジョゼ・モウリーニョ監督に引き継がれた。現在、ポチェッティーノはフリーであり、サウジアラビアの共同事業体からの買収で話題になっている新生ニューカッスルの監督候補とされている。
しかし、ポチェッティーノは自分の心はトッテナムにあると『BT Sport』のインタビューで明かした。
「それは素晴らしい旅だったが、誰も望んでいない結果に終わった。でも、私の心の奥深くでは、私たちの道は再び交わると確信している。私がクラブを去った日から、私の夢は終わらなかった仕事を終わらせることだ」
ポチェッティーノはトッテナムを強力なチームへ変貌させたが、トロフィーを勝ち取るまでには至っていない。トッテナムはプレミアリーグ創設以来、リーグでもカップ戦でも一度も主要タイトルを獲得したことがなく、これはクラブの悲願とも言える。
「私たちは、ふさわしいトロフィーを勝ち取るまであと一歩だった。しかし、私は見ての通り、立ち止まってしまったんだ。もちろん、次のプロジェクトへ進むのを楽しみにしている。でも、このクラブは特別だ。いつか戻ってみたい。とても特別なんだ」
「5年後、10年後かもしれないが、私が死ぬ前に、もう一度トッテナムを指揮したい。可能なら、タイトルを獲得したいんだ」
ニューカッスルの監督就任の可能性は否定しなかったものの、トッテナムへの愛を強調したポチェッティーノ。スパーズの指揮官として、念願のタイトルを手にする日はやってくるだろうか。
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