堂安律を超える大収穫 東京五輪世代・“オランダ組”のNo.1成功者

AZの菅原 photo/Getty Images

エールディヴィジは大きな注目を集めた

残念ながら新型コロナウイルスの影響で今季のオランダ・エールディヴィジは中止になったが、中断されるまでエールディヴィジの戦いに注目していた日本のサッカーファンも多いのではないだろうか。

今のエールディヴィジは日本人選手が数多くプレイしており、その多くが東京五輪世代だ。若手の成長をチェックする意味でも、エールディヴィジに目をつけていたファンは多いだろう。

では、彼らの今季のパフォーマンスをどう評価するのか。各日本人選手を採点したのはブラジル『Globo Esporte』だが、その評価はやや辛い。

まず「悪かった」と評価されたのは、昨夏にPSVへ移籍した東京五輪世代の主役MF堂安律だ。フローニンヘンから名門PSVへ移籍するまでの流れは鮮やかだったが、ポジション確保に大苦戦。オランダでも大失敗の新戦力の1人と評価されることになり、苦いシーズンを味わうことになってしまった。

続いて「まずまず」の評価を得たのはマンチェスター・シティからフローニンヘンにレンタル移籍しているMF板倉滉、PECズヴォレDF中山雄太、同じくPECズヴォレのDFファン・ウェルメスケルケン・際、トゥエンテFW中村敬斗。

板倉と中山、ファン・ウェルメスケルケン・際は出場機会も確保しており、エールディヴィジでひとまず経験を積むことはできた。特に板倉と中山は東京五輪世代の選手で、今季は学びの1年となったはずだ。

中村はやや終盤にかけてペースダウンしてしまったが、アヤックス、PSVの2強相手にゴールを決めるなど思い切りの良さは披露できた。左サイドからカットインしてゴールを狙うパターンも一部通用したところがあり、19歳で迎えた初のエールディヴィジはまずまずの滑り出しだ。

最も良い評価を得たのは、上位争いに顔を出していたAZでプレイするDF菅原由勢だ。チームそのものが好調だったことに加え、菅原もDFながら3得点を記録。物怖じしない性格は相変わらずで、ヨーロッパリーグでも得点を記録した。欧州カップ戦の戦いを経験できたのは大きな収穫と言える。今季のエールディヴィジ組で最も伸びた選手か。

そして最後にやや忘れたような形となっているが、今季はシーズン途中に本田圭佑がオランダ・フィテッセへ一時的に移籍している。その後ブラジルのボタフォゴへ移籍することになったが、同メディアは本田にも触れている。

本田に関してはボタフォゴでのプレイで評価するしかないが、同メディアはフィテッセでも少しの能力を見せたとの考えだ。本田が懐かしのエールディヴィジへ向かったことも、オランダへの注目度が高まった理由の1つと言える。

今後も若手日本人選手たちにとってエールディヴィジは現実的な行き先候補となるだろう。エールディヴィジから欧州五大リーグへ。これが若き日本人選手が目指すステップだ。

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