いつから新型コロナウイルスの危機が近づいていたのか。これを正確に判断するのは難しい。まだ新型コロナウイルスの話題が多くない頃より、風邪のような症状が出ていたという人も一定数いるだろう。
インテルでプレイするFWロメル・ルカクも似た体験をしたという。伊『Corriere dello Sport』などがルカクのコメントを伝えているが、ルカクによれば昨年12月頃にインテルの選手のほとんどが風邪のような症状を患っていたというのだ。
「12月に1週間のオフがあり、そこから戻ると25選手のうち23選手が病気だったと断言するよ。その後ナインゴランの所属するカリアリと対戦した際、ディフェンダーの1人が25分でピッチを去ることになった。意識もおぼろげで、彼は続けることができなかったんだ」
「全員が咳をしていたし、熱もあった。ウォーミングアップの時、僕も普段より体が熱いと感じていたんだ。ここ数年熱で苦しんだことなどなかったからね。試合の後にはプーマの人とディナーの予定があったけど、真っ直ぐに帰って寝させてもらった。あの頃コロナの検査はしていないから、確実には分からないけどね」
同メディアはルカクの「裏話」と取り上げているが、本当であればとんでもない裏話だ。チームの大半に何らかの症状が出ていたことになり、チーム内で蔓延していたまま試合を続行していた可能性がある。
ちなみに、ルカクが口にしたカリアリ戦ではインテルのDFミラン・シュクリニアルが17分だけでベンチへ退いている。ルカクの話と一致する部分もあるが、当時は検査などしていない。チーム内で重症者が出なかったのは幸いと言えるが、その頃より脅威が迫っていたのかもしれない。
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