レアルで“フランス化”が加速? カゼミロのバックアッパー候補3人も……

大人気のカマビンガ(左) photo/Getty Images

狙うはフランス人MF

レアル・マドリードで最も忙しい選手は、間違いなくアンカーを務めるカゼミロだ。

カゼミロが抜けると守備の強度が著しく落ちるため、守備を安定させるにカゼミロを起用し続けるしかない。今のレアルで最も休ませられない選手なのだ。

とはいえカゼミロも人間だ。もう少し負担を軽減する必要があり、レアルは次の市場でカゼミロのバックアッパーとなる選手獲得へ動く考えだ。
ターゲットとなるのは、フランス人選手だ。スペイン『as』はレアルがカゼミロのバックアッパー候補を3人リストアップしていると伝えているが、3人ともフランス人選手なのだ。

1人は、レンヌでブレイクする17歳のエドゥアルド・カマビンガだ。以前からレアルの関心が噂されてきた選手で、17歳ながらトップレベルでプレイできる逸材と考えられている。カゼミロのバックアッパー役からレアルでのプレイをスタートさせるのはカマビンガにとっても理想的な流れと言えよう。

2人目はリールMFブバカリ・スマレだ。ポール・ポグバと比較される188cmの21歳大型MFは、決して守備専門のMFというわけではない。しかしそのサイズを活かしたダイナミックなプレイは高い評価を得ており、こちらもビッグクラブから関心を集めている。候補者としては興味深いか。

そして最後の3人目は指揮官ジネディーヌ・ジダンにとって悲願と言ってもいいだろう。チェルシーMFエンゴロ・カンテだ。

カンテはカゼミロと並ぶ現代最高の守備的MFの1人であり、カゼミロのバックアッパーというよりは強烈なライバル候補となる。カゼミロからスタメンを奪っても不思議はないだろう。

カンテはチェルシーでインサイドハーフの役割もこなしているため、カゼミロとカンテを同時起用するパターンも見てみたいものではある。

ただしカンテ獲得に同メディアは8000万ユーロほどかかると見ており、スマレやカマビンガより圧倒的にコストがかかる。魅力的な案ではあるものの、実現へのハードルは高い。

カリム・ベンゼマ、ラファエル・ヴァラン、フェルランド・メンディなど、レアルではフランス人選手が重要な役割をこなしている。ここにスマレかカマビンガ、さらに噂されるパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペの獲得まで実現させれば、スタメンの半数をフランス人選手で構成することも可能になる。夢のフランス軍団誕生への一歩となるだろうか。

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