今季プレミアリーグでリヴァプールに独走こそ許しているものの、マンチェスター・シティは決して絶不調というわけでもない。特に攻撃陣はむしろ好調とも言え、今季リーグ戦で彼らが積み上げている得点数はすでに「68」。これはリヴァプールの「66」を上回るリーグトップの数字だ。
そんなマンC攻撃陣の中心を担う存在と言えば、やはりベルギー代表MFケビン・デブライネだろう。ここまで8ゴール15アシストを記録している同選手は、マンCにとって必要不可欠な存在だ。しかし、英『Manchester Evening News』はそのデ・ブライネの他にもマンCのオフェンスに欠かせない選手がいると主張する。
それはアルジェリア代表MFリヤド・マフレズだ。マンC加入以降、レスター時代ほどの活躍を披露できていない印象の残る彼だが、同メディアはこのテクニシャンを「チームで最も過小評価されている選手」と表現し、29歳がいかにチームにとってかけがえのない選手かを力説している。
その根拠として挙げられたのが、“アシストのアシスト数”だ。表現が少しややこしいかもしれないが、簡単に言えばゴールをアシストした選手に供給したパスの本数ということになる。同メディアによると、マフレズが今季記録している“アシストのアシスト”は「6」。これは現時点でリヴァプールDFアンドリュー・ロバートソンの「5」を上回るリーグ単独トップの数字なのだという。少し地味だが、マフレズがいかにチャンスを提供しているかが見て取れるデータだ。
マンCの攻撃においてはデ・ブライネの華麗なラストパスばかりに注目が集まりがちだが、その多くを演出しているマフレズも称賛を受けるに値する選手と言えよう。ゴールシーンの“2つ手前”で仕事をこなす技巧派レフティー。今後もミドルゾーンで輝く同選手には注目したいところだ。
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