イタリアで暴れた“日本史上最高”の戦士 世界への道を切り開いたレジェンド

日本代表を引っ張ってきた中田英寿 photo/Getty Images

海外も認める才能

欧州各国のリーグが新型コロナウイルスの影響でストップしていることもあり、海外メディアでは過去のスーパースターにスポットを当てる機会が増えている。

その中でベルギー『Voetbalkrant』が「レジェンド」と特集したのは、元日本代表MF中田英寿だ。

「主にイタリアで暴れた日本の戦士。ローマ、パルマ、フィオレンティーナなどでプレイし、史上最高の日本人選手の1人とされている」
同メディアはこのように紹介しているが、中田が世界に与えたインパクトは大きい。今ではベルギーでもシント・トロイデンFW鈴木優磨、ヘンクFW伊東純也らが活躍しているが、日本人選手にとって欧州挑戦が当たり前になったのも中田ら先輩プレイヤーの貢献が大きい。

ベルギーを経てイタリアのボローニャで活躍するDF冨安健洋、シュツットガルトでプレイするMF遠藤航、フランクフルトで存在感を高め始めたFW鎌田大地もそうだが、ベルギーのサッカーファンにとっても日本人選手は当たり前の存在となりつつある。

ローマでスクデットを獲得した中田、フェイエノールトでUEFA杯を制した小野伸二、ミランで10番まで背負った本田圭佑、ドルトムントでブンデスリーガ連覇まで果たした香川真司。誰が史上最高の日本人選手かは意見が割れるところだが、中田が日本サッカー界のレジェンドなのは間違いない。

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