はたして、悩めるブラジル代表MFは今後安住の地を見つけ出すことができるのか。現在再起をかけてバルセロナからバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍しているフィリペ・コウチーニョだが、未だパフォーマンスはピリッとしない。
ここまで公式戦32試合に出場して9ゴール8アシスト。数字自体は悪くないのだが、プレイタイムは思うほど得ることができておらずベンチスタートとなることも少なくない。このままいけば、シーズン終了後にバイルンが買取オプションを行使するかは怪しいと言っていいだろう。実際、1月には現地メディアによってバイエルンに買取の意思がないことが報じられている。
では、来季コウチーニョはどこでプレイすることとなるのだろうか。かつて輝いたプレミアリーグへの復帰も噂される中、かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したリオ・ファーディナンド氏がオススメしたのはトッテナムだ。自身のInstagramアカウントで行ったライブ配信にてファンからコウチーニョの去就について問われた際、同氏は次のように回答している。
「リヴァプールでは素晴らしい選手だったが、今のコウチーニョは残念なことになっているね。バルセロナで苦労することになったが、バイエルンでもその状況は変わっていない。大きな才能を持った選手だとは思うのだけれど。彼には救いの手が必要だ。その解決策の一つとして、適切なプレミアクラブに加入すべきだと思うな。本人もそれを待っていると思うよ」
「ブルーノ・フェルナンデスが加入する前であれば、私はユナイテッドがその候補としてふさわしいと言ったかもしれない。でも今はそうでなくなってしまった。そういった状況でオススメするならば、スパーズは彼にとって素晴らしい選択肢になる気がするよ。ケイン、デル・アリ、ソン・フンミンは彼のような選手と良い関係を築くことができると思うんだ。アーセナルも悪くはないが、彼らのシステムでコウチーニョは活きないと思う。エジルがいるからガナーズはそれで十分なのさ。どんなチームにも彼の加わる余地があるわけではない。リヴァプールやシティも厳しいだろうね」
ある程度再建への道筋が見えてきたマンU、そして採用しているシステムに組み込むのが難しそうなアーセナルはコウチーニョの移籍先として不適当だとファーディナンド氏は主張。古巣リヴァプールへの復帰も難しいだろうとの見解も示しており、残る候補はトッテナムぐらいと同氏は考えているようだ。
トッテナムとしても今冬クリスティアン・エリクセンを失った穴にコウチーニョを加えることができるならば、それは悪くない補強となるだろう。とはいえ、1億ユーロ超えとも言われる高額な移籍金がネックとなる可能性はやはり高い。そのリスクを承知の上で、トッテナムはこのブラジル代表MFの獲得に動くのか。今後の動向に注目だ。
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