セリエA、コロナの影響で19-20シーズン「中止」の危機 その条件とは

FIGCの会長を務めるガブリエレ・グラヴィーナ氏 photo/Getty Images

選手に感染者が出たら……

近年稀に見る激しいスクデット争いを披露し、盛り上がりを見せているセリエAが、シーズン終了を待たずして「中止」に追い込まれる可能性があるようだ。

現在世界中で猛威を振るい、大きな話題となっている新型コロナウイルスだが、ヨーロッパでは特にイタリアで感染者が急増。すでにその数は5000名を超えており、死亡者数も200名に達してしまった。こういった状況もあり、セリエAにも大きな影響が。試合が延期されたり、4月上旬まで無観客試合の措置が取られたりしている。

様々な対策を講じ、2019-20シーズンの日程を消化しようとしているセリエA。ただこれ以上国内の状況が悪化し、新型コロナウイルスの感染が選手にまで及ぶようなら、今季の中止もやむを得ないと考えているようだ。イタリアサッカー連盟(FIGC)の会長を務めるガブリエレ・グラヴィーナ氏が、伊『Rai Sport』のインタビューで次のようなコメントを残している。
「もしセリエAの選手がコロナウイルスの検査で陽性となれば、シーズンの中止という考えを除外することはできないだろう。我々は現実的に考えなければならないし、こういった状況ではアスリートたちの健康を第一に、必要な全ての手順を取らなければならない。現時点ではどんな考えも排除できないよ。予測できない状況であるので、仮説を立てるべきでもないんだがね」

選手、ファン、クラブスタッフ、大会運営関係者など、みんなの健康あってのサッカーだが、セリエAの2019-20シーズンは無事全日程を消化することができるのか。すでにセリエCのクラブに所属する選手に陽性反応が出るなどしているが、はたして。

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