ユーヴェの指揮官として「CLで戦うことの責任」
ユヴェントスの指揮官を務めるマウリツィオ・サッリ監督が、CLへの想いや自身の将来などについて語っている。
26日に行われるチャンピオンズリーグのラウンド16・1stレグで、リヨン対戦するユヴェントス。アウェイでの戦いとなるが、悲願の欧州制覇へ向けて弾みをつけるためにも、是が非でも勝利したい一戦だ。そんな重要な試合を前に、サッリ監督が記者会見へ出席した。
伊『TUTTOSPORT』や『sky sport』など複数のメディアによると、その際にユヴェントスの指揮官として「CLで戦うことの責任」について問われると、サッリ監督は「私はイタリア国内で、ものすごく責任の大きさを感じているよ。我々には優勝候補としての義務も課されているからね」と述べている。
ただ「ヨーロッパでの戦いではみんな偽るようなことはしないと思うが、少なくとも我々と同じ力を持っているチームがいることをよく理解しているよ。我々は理想とする目標を持っているチームだが、イタリアのクラブがこの夢を追いかけるのは、現在非常に困難なものとなっている。我々は20年前まではトップを走っていたが、ここ数十年間で周囲に追い抜かれてしまったからね」ともコメント。決して簡単な道のりではないことを強調した。
しかし、やはりユヴェントスが目指すのは欧州の頂。「我々はそんな夢を追いかけることができて幸運だ。夢を追いかけるほど美しいことはないからね。だって、もしあそこ(欧州の頂点)へたどり着けたら最高に喜ばしいことだ」と話している。
CLのグループリーグを無敗突破や現在セリエAの首位など、ここまでの結果とは裏腹に、サッリ・ユヴェントスはあまり良い内容を披露することができていない試合も多い。こういった状況もあってか、イタリア国内では早くも次期監督候補の噂などがちらほら聞こえてきている。そのため、「CLの結果」が同指揮官の今後に影響するのかといった質問も飛んだ。
すると、サッリ監督は「私の将来が何に依存しているはわからない。ただ、オーナーが昨日、これは3年間のプロジェクトだと言ってくれた。オーナーはとてもはっきりとした方なので、彼の言うことを大いに信じているよ」と明かしている。
もちろん、今大会で悲願の欧州制覇を成し遂げられることがベストだが、ユヴェントスの首脳陣はイタリア勢の欧州での復権を含めて、現サッリ体制を長い目で見ているのかもしれない。