PFA年間最優秀選手に推す声も出始めた リヴァプールに欠かせない“熱き闘将”

主将としてリヴァプールを牽引するヘンダーソン photo/Getty Images

ロバートソンが猛プッシュ

今季のイングランド・プレミアリーグも折り返し地点を過ぎ、日程は第26節を消化している最中だ。リヴァプールが無敗で首位を独走していることもあり、優勝の行方も気になる時期が近づいてきたと言っていい。

しかし、その他にも気にしている人が少なくないであろうことがある。PFA年間最優秀選手賞の受賞者争いだ。現時点で候補に挙がるのは、リヴァプールで絶大な影響力を誇るエジプト代表FWモハメド・サラーやオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクあたりか。圧倒的な強さを誇るリヴァプールの中心選手だけに票はこの2人に集中するかもしれない。

しかし、リヴァプール不動の左SBアンドリュー・ロバートソンが猛プッシュするのは彼らではない。英『Sky Sports』のインタビューに登場した同選手が受賞にふさわしいとしたのは少し意外な選手だ。
「僕はヘンダーソンが有力候補だと思うね。今季僕らが快進撃を続けることができているのは、彼の苦労のおかげなんだよ。ヘンドは事あるごとに僕らを引き締めてくれた。いくつかの試合では重要なゴールやアシストも決めている。序盤こそあまり目立たない存在だったかもしれないけれど、シーズンが進むにごとに悪いパフォーマンスを見せた試合がなくなった。一緒にトレーニングをすれば、彼のことを本当に尊敬するはずさ。ただ、この国で彼はあまり称賛を受けていないね。最近はパフォーマンスに値する賛辞も贈られ始めているけど。彼は素晴らしいロールモデルを持っているファンタスティックなキャプテンだよ」

ロバートソンが有力候補に一角としたのは、リヴァプールで主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンだ。たしかにヘンダーソンは攻守両面での運動量、チームを導く姿勢など、プレイとメンタル面の両方でチームに大きな貢献を果たしている。

サラーやファン・ダイクといった選手と比べると派手さこそないが、先日はアラン・シアラー氏も「今季のベストプレイヤー」と絶賛したヘンダーソン。目に見えない部分でリヴァプール支える闘将が、“縁の下の力持ち”から“主役”となる日は案外近いかもしれない。

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