レアルの中盤支配するロングパスの魔術師 成功率“86.5%”のマエストロ

レアルの中盤に君臨するクロース photo/Getty Images

5大リーグ所属選手で唯一の85%超え

近年の欧州5大リーグではロングパスを積極的に活用するチームが増えた。例えばイングランド・プレミアリーグで首位を独走するリヴァプールも比較的射程の長いパスを多用するチームだ。数年前はバルセロナのようなショートパスを主体とした戦術を採用するチームが多かった印象だが、時代は徐々に変わってきている。

そんな新時代を迎えつつあるサッカー界。今後はこれまで以上に正確なロングパスを供給することのできる選手の価値は高まっていくことだろう。ロングパス重視の戦術を採用したところで、それが味方に通らなければ意味はない。では現在、欧州5大リーグで最もロングパスの成功率が高い選手は誰なのだろうか。

データサイト『SofaScore』によると、それはレアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースだ。同選手は今季ここまで試行した171本のうち、実に148本ものロングパスを味方に通しているという。その成功率は86.5%。今季欧州5大リーグでロングパスの試行回数100回以上を記録している261人の中でトップに立っている。
なお、2位となったのはセビージャのMFジョアン・ジョルダン(84.2%)。3位はバイエルン・ミュンヘンのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(81.7%)だ。その下にもインテルのクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(79.1%)、セビージャの元アルゼンチン代表MFエベル・バネガ(77.7%)といった名手が続く。

それぞれの成功率を見ても、85%超えはクロースのみ。いかにこのドイツ代表MFが魔法の右足を持っているかが見て取れるだろう。このスタッツには、紹介した『SofaScore』も「中盤のマエストロ」と賛辞を送っている。

レアルの中盤を支配するロングパスの魔術師。今後もクロースはその右足で“白い巨人”にチャンスをもたらしてくれることだろう。

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