ミランを追われたピョンテクが古巣へ物申す「あれは彼らの習慣」

ヘルタへ移籍することとなったピョンテク photo/Getty Images

毎年のようにストライカーを変更

今冬の移籍市場で、ACミランからヘルタ・ベルリンへ完全移籍したポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクが古巣へ物申している。

現在24歳のピョンテクは2018年夏に母国を離れイタリア挑戦を決断し、ジェノアへ加入。すぐさまレギュラーに定着し、セリエAデビューから7試合連続ゴールを記録するなど、昨季前半戦で大ブレイクを果たした。すると、“レヴァンドフスキ2世”とも期待されるこの若き逸材に目をつけたミランが、2019年1月に獲得。新天地でもリーグ戦18試合に出場して9ゴールを挙げる活躍を見せていた。

こういった活躍もあり、今季はマルコ・ファン・バステンやズボニミール・ボバン、フィリッポ・インザーギらレジェンドたちが身につけてきたクラブの栄光の背番号の一つである「9」を託され、さらなる活躍が期待された。しかし、近年この背番号を身につけた選手が活躍できず、“呪い”と化した「9」のジンクスがまたしても猛威を振るってしまったのか、ピョンテクは今季リーグ戦18試合に出場してわずか4ゴールと、昨季のようなパフォーマンスを披露することができなかった。
その結果に加えて、今冬に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの復帰やライバルたちの飛躍などにより、ピョンテクの出番は激減。出場機会を求めて、わずか1年で今冬にドイツへ渡ることとなってしまったのだ。そんなピョンテクがドイツ『Bild』のインタビューで、次のようなコメントを残している。

「こういったことはミランではよく起こるものだ。彼らは毎年のようにストライカーを変更する。あれはおそらく、彼らの習慣になっているんじゃないかな」

ジャンルカ・ラパドゥーラやアンドレ・シウバ、ゴンサロ・イグアイン、ピョンテクなど、近年9番を背負ってきたストライカーたちを頻繁に入れ替えてきたミラン。はたして、絶対的なエースを見つけることができるのか。

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