今冬にはFW南野拓実がリヴァプール、FWアーリング・ブラウト・ハーランドがドルトムントへと、ザルツブルクから2人の主力が移籍することになった。
ザルツブルクからビッグクラブへ向かうパターンは珍しいことではなく、今後もステップアップする者が続々と出てくることだろう。スペイン『as』は、すでにザルツブルクからステップアップする可能性がある若手を6人もリストアップしている。
1.パトソン・ダカ(21歳/FW)
得点源のハーランドを失ったことで、ダカに得点部分の負担が大きくなると同メディアは主張する。今季もダカはリーグ戦17試合で14得点を記録するなど結果を出しており、すでにザンビア代表でもプレイする期待の若手アタッカーだ。ハーランドに代わるザルツブルクのエースとなれれば、ステップアップのチャンスが出てくるだろう。
2.カリム・アデイェミ(17歳/FW)
ブレイクにはもう少し時間がかかるだろうが、ザルツブルクのセカンドチームにあたるリーフェリングでプレイするアデイェミにはバルセロナも関心を示していると伝えられている。ザルツブルクが抱える次代の才能と同メディアも伝えており、2、3年後にブレイクできれば理想的か。
3.アントワーヌ・ベルネード(20歳/MF)
フランス出身のベルネードは、パリ・サンジェルマンの下部組織で育ってきたMFだ。2018年にはパリ・サンジェルマンでデビューも果たしており、2019年冬にザルツブルクへと移籍している。現在は負傷離脱しているが、オーストリアサッカーに詳しいサイモン・クラーク氏は「9月のLASK戦で酷い負傷をするまで、今季序盤のザルツブルク最高の選手の1人だった」と絶賛している。
4.ドミニク・ショボスライ(19歳/MF)
こちらはすでに有名な存在だ。南野、ハーランド、ファン・ヒチャン、そしてショボスライの4人は攻撃の軸として今季も注目されていて、ライプツィヒやアーセナルが関心を示していた。このリストでは最もホットな選手であり、ステップアップの時は確実に訪れるはずだ。
5.エノック・ムウェプ(22歳/MF)
今季のチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦では南野に注目が集まったが、クラーク氏が「アンフィールドで傑出したプレイヤーの1人だった」と称えたのがムウェプだ。セントラルMFに加えて最終ラインもこなすことが可能で、中盤での守備能力やハードワークできる力はビッグクラブでも通用するのではないかと考えられているようだ。
6.セク・コイタ(20歳/FW)
立場はパトソン・ダカと少し似ている。同メディアはハーランド、南野の退団でダカとコイタのチャンスが増えると予想しており、今季もリーグ戦では10試合で6得点3アシストを記録。83分に1点のペースでネットを揺らしている。マリ代表としてもプレイしていて、こちらも将来のスター候補だ。
今後も南野やハーランドのようにビッグクラブに引き抜かれる選手が出てくるだろうが、すでにこれだけ楽しみな若手が出てきているのは見事だ。ザルツブルクはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を今後も狙ってくるはずで、ハングリー精神溢れる若手たちにスカウト陣も目を光らせていくことだろう。
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