2020年のマンCが設定する目標は シャビ氏「ペップはリアリスト」

グアルディオラ監督の頭には後半戦の戦い方としてどのようなプランがあるか photo/Getty Images

元教え子が恩師の考えを分析

昨季イングランドで国内3冠を成し遂げたマンチェスター・シティだが、今季はなかなかトップに近づくことができていない。ここまで13勝2分5敗の3位という成績は決して悪くはないのだが、首位を独走するリヴァプールとは実に14ポイントもの差がついてしまっている。

リヴァプールが無敗という異常な戦績で快走しているというのもあるが、敗戦「5」という数字がマンCらしくないのもまた事実。シーズン半ばですでに昨季の敗戦数を超えてしまっている状況だ。

「リヴァプールの優勝は堅い。問題は彼らがいつ優勝するかだ」。かつてアーセナルで活躍したティエリ・アンリ氏も、今季のプレミア優勝争いについてこんなコメントを残している。もはやマンCに望みはないのか。かつてグアルディオラ監督の下でプレイしたシャビ・エルナンデス氏は、現在の指揮官を心境を次のように分析する。
「ペップは生まれつきの勝者だ。マンCがプレミアでリヴァプールに後れをとっている状況に、彼は傷ついているだろうね。もちろん、決して諦めないはずだけど、その一方でペップはリアリストでもある。現時点で差は大きく、優勝は厳しいようにも思えるよ」

「それを踏まえると、ペップはチャンピオンズリーグを優先する可能性が高いと思う。レアル・マドリードと戦う2つのビッグマッチを前に、主力選手を休ませることもあるかもしれない。タイトルが懸かるリーグ戦だけに、普通なら考えられないことだと思うけどね」

シャビ氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。シャビ氏はここから先のグアルディオラ監督がCL集中モードに入るはずと予想。リヴァプールを追走することが難しいリーグ戦の状況を、指揮官は冷静に見ているはずだと主張している。

かつての教え子はこう語ったが、はたしてグアルディオラ監督の頭の中にはどのようなプランがあるのだろうか。2019-20シーズン後半戦を戦うマンCはどこに狙いを定めるか。いずれにせよ、昨季のイングランド3冠チームが“タイトルなし”では終われない。

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