“変動ナシ”はわずか4チーム プレミアにVARが導入されていなかったら……

イングランド・プレミアリーグでは今季からVAR制度が導入された photo/Getty Images

細かく順位が変動する結果に

プレミアリーグでは今季よりビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度が導入されている。まだファンや有識者の間で賛否両論渦巻いている同制度だが、概ね期待されていた役割は果たしていると言っていいだろう。試合の流れを分断してしまうなどの課題こそまだあるが、明らかな誤審は以前より減ってきているはずだ。

そんな中、英『THE Sun』が少しおもしろいデータを紹介している。それは「もし2019-20シーズンのプレミアにVARがなかったら」と仮定した場合のここまでの順位表だ。今季VARを導入したことによって、得をしたチームや損をしたチームもあることだろう。何しろ、この制度が運用可能なタイミングはゴール判定やPK判定、退場判定、カードを提示する選手の誤認を訂正する場合といった勝敗に関わる重要なシーンばかりだ。

まずはトップだが、これは実際の順位と変わらずリヴァプールが首位という結果になっている。現時点で堂々たるリーダーと言えるだろう。しかし、そのすぐ下である2位と3位はマンチェスター・シティとレスターの順位は入れ替わる結果に。とはいえ、4位はチェルシーとTOP4の顔ぶれ自体に変わりはない。やはり強いチームはそれ相応の実力があるということか。

中位以降は細かく順位が入れ替わることに。その中でも目を引くのはこのランキングで12位にまで順位を下げているトッテナムだ。実際にはここまで6位の同クラブだが、VARなしの順位表ではその順位を大きく落としている。現時点でVAR導入の恩恵を最も受けているチームと言えそうだ。

今回のリーグテーブルで実際の順位と変動がなかったチームはわずか4チーム。議論渦巻くVARだが、こうして順位を見比べてみると順位に関わる重要な役目を担っていることが痛感できる。まだ運用に課題はあるが、効果は現れていると言っていいのではないだろうか。あとはこの制度が然るべき場面で、正しく迅速に運用されることを期待したいところだ。

VARが導入されていなかった場合のプレミア順位表は以下の通り(※カッコ内は実際順位との差異)

1位 リヴァプール(±0)
2位 マンチェスター・シティ(+1)
3位 レスター(-1)
4位 チェルシー(±0)
5位 ウォルバーハンプトン(+2)
6位 シェフィールド(+2)
7位 マンチェスター・ユナイテッド(−2)
8位 クリスタル・パレス(+1)
9位 アーセナル(+3)
10位 ニューカッスル(+1)
11位 エヴァートン(-1)
12位 トッテナム(-6)
13位 バーンリー(±0)
14位 ブライトン(±0)
15位 ウェストハム(+2)
16位 アストン・ヴィラ(+2)
17位 サウサンプトン(-2)
18位 ボーンマス(-2)
19位 ノリッジ(+1)
20位 ワトフォード(-1)

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