マンCは意地でもペップを手放すな 「監督として正しく、ベストな人物」

マンCを率いるグアルディオラ監督 photo/Getty Images

後任リストアップ報道は「馬鹿げた推測」

名将のサイクルは終わりを迎えてしまったのか。昨季イングランドで国内3冠を成し遂げたマンチェスター・シティの調子が上がらない。

今季なかなか首位を独走するリヴァプールに近づくことができていないマンC。ここまで12勝2分4敗の3位という成績は決して悪いものでは無いのだが、首位との差は実に11ポイント(リヴァプールは1試合未消化)にまで広がってしまっている。リヴァプールが無敗という異常な戦績で進撃しているというのもあるが、敗戦「4」という数字がマンCらしくないのも事実。まだシーズンも折り返し地点だが、すでに昨季の敗戦数に並んでしまっている状況だ。

マンCにおけるジョゼップ・グアルディオラ監督のサイクルは、もう終わりに向かいつつあるのかもしれない。そんな声も現地では囁かれている。この現状を受けて、クラブは早くも同監督の後継者として先日トッテナムの監督を退任したマウリシオ・ポチェッティーノ氏をリストアップしているとも。
しかし、昨季までマンCをキャプテンとして牽引したヴァンサン・コンパニはまだマンCがグアルディオラ監督を信じるべきと主張する。英『Sky Sports』のインタビューに応じた同選手は、この指揮官問題について次のように自身の考えを述べた。

「もし今、私がマンCで重要なポストの座に就いているのなら、ペップを続投させるためにできる限りの事をするだろう。彼はマンCの監督として正しく、ベストな人物だよ。他の誰かが監督就任に近づいているという声もあるけど、それは馬鹿げた推測でしかないね」

後任監督報道を「馬鹿げた推測」と一蹴したコンパニ。彼の言う通り、マンCがグアルディオラ監督に見切りをつけるのは早すぎる気もするが、はたしてクラブ上層部はチームの現状をどのように考えているのだろうか。周囲の雑音を振り払うためにも、指揮官は早急にリヴァプールを猛追する体制を再び整えたいところだ。

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