ユーヴェの不敗記録を止めたのはラツィオ インザーギ監督「6週間前は……」

試合後に喜びをあらわにするインザーギ監督 photo/Getty Images

本拠地で16年ぶりの勝利

7日にセリエA第15節が行われ、現在3位のラツィオと2位のユヴェントスが対戦した。

ホームでの戦いながら25分に先制点を許したラツィオだが、前半アディショナルタイムにルイス・フェリペのゴールで試合を振り出しに戻してハーフタイムを迎える。さらに、後半半ばにユヴェントスが退場者を出して数的優位な状況になると、74分にセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチが逆転ゴールを、後半アディショナルタイムにフェリペ・カイセドが試合を決定づける追加点をゲット。ラツィオが3-1でユヴェントスを撃破した。

この結果、ラツィオが今季公式戦負けなしだったユヴェントスの不敗記録をストップ。スタートダッシュに失敗した序盤戦(開幕8試合は3勝3分2敗)から一転して、7連勝を飾ったラツィオは首位インテルとの勝ち点差を「5」、2位ユヴェントスとの勝ち点差を「3」まで縮めている。なお、データサイト『opta』によると、本拠地スタディオ・オリンピコで行われたセリエAの試合で、ラツィオがユヴェントスに勝利したのは2003年12月以来16年ぶりだという。
試合後、『DAZN』のインタビューに応じたラツィオのシモーネ・インザーギ監督は「我々は素晴らしい状態になってきた。ただ、まだまだ野心的である必要がある。6週間前に人々は、結果が得られていないと言っていた。ただ、私は落ち着いていたよ。クラブはいつだって私を支持してくれていた。負けていたときでさえね。問題ないと私を安心させてくれていたよ」と語っている。

そしてユヴェントス撃破の喜びを「私は常に、スタッフを自由に使えるチームを持っている。我々はこの勝利を楽しんでいるよ」と明かしながらも「我々は数時間は勝利を楽しむが、木曜にはヨッローパッリーグ(レンヌ戦)がある。軌道に乗って、あそこに留まることを目指さなければならない。ファンのみんなは我々を応援することを決してやめない。サッカーでは、雰囲気が急速に物事を変化させることを知っているからね。特にローマではそうだよ」とコメント。自力突破は消滅してしまっている状況だが、最後まで決勝トーナメント進出を諦めず戦うことを誓った。

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