出場時間伸びぬファイターに迫る“決断の時” バルサを去る日は遠くないか

バルセロナでなかなかスタメンのチャンスが巡ってこないビダル photo/Getty Images

「行くべき場所を探す必要がある」

バルセロナに所属する“モヒカンファイター”のプレイタイムが伸びてこない。今季ここまでの出場時間が345分にとどまっているチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルのことだ。

戦力外というわけでは決してない。むしろ中盤に優雅なテクニシャン揃うバルセロナにとって、フィジカルコンタクトも苦にしないこのファイターはエルネスト・バルベルデ監督に重宝されている。とはいえ、その起用法は限定的。今季ここまでの先発出場はわずか4試合だ。“ジョーカー”と言えば聞こえはいいが、パスワークに重きを置くバルセロナにおいて、彼のような選手が中盤のスターターとなるのは難しいという現実を突きつけられているようにも思える。

本人もこの現状には不満を感じている様子。スペイン『TV3』のインタビューに応じた同選手は、なかなか試合に出場できない今の状況が続くのであれば、今冬か来夏での移籍も考慮すると次のように語っている。
「彼らは何度も僕を試合に帯同させているが、実際にプレイしたのはごくわずかだ。これは悲しいことだね。客観的に日々を生きていく必要がある。12月、もしくはシーズンが終了した時、チームにとって僕が重要な存在ではないと感じたのならば決断しなければならない。行くべき場所を探す必要があるね」

10月には「監督の判断だからなんとも言えないけど……」とバルベルデ監督の采配に理解を示していたビダル。しかし、さすがに我慢の限界が近いか。ユヴェントスやバイエルン・ミュンヘンでは中盤の主力として多くのプレイタイムを獲得していただけに、仕方ないことなのかもしれない。

なかなか先発の機会が回ってこないビダル。はたして、彼は近いうちにバルセロナを脱出することとなるのだろうか。今後の動向に注目だ。

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