4大リーグの得点王争いに変化アリ 今季は「9番」タイプが欧州を席巻する

記録的なハイペースで得点を量産するレヴァンドフスキ photo/Getty Images

ウインガーに負けてはいられない

近年のサッカー界ではセンターフォワード以外の選手が、世界最高峰のストライカーとして話題に上がることが多くなった。バルセロナのリオネル・メッシ、レアル・マドリードのエデン・アザール、マンチェスター・シティのラヒーム・スターリング、リヴァプールのモハメド・サラー……。中央で起用されることも何度かあれど、彼らは皆ウイングを本職とする選手と言って差し支えないだろう。いつの間にか、各国リーグの得点ランキング上位者には、彼らのようなウインガーが多く名を連ねるようになった。

求められる役割が変わったというのもあるだろう。最近では「9番」の選手にボールを収めることを求める指揮官も増えている。昨年のロシアW杯を制したフランス代表のディディエ・デシャン監督は、センターフォワードの位置に長身のFWオリヴィエ・ジルーを配し、彼にポストプレイでのチャンスメイクを要求した。結果、W杯優勝チームの「9番」はなんと無得点。一昔前ならば考えられなかった成績だろう。現代のサッカー界で「9番」タイプの選手は、ストライカーとしての影響力を失いつつあるのだろうか。

そんなことはない。そう主張するのは英『The Guardian』だ。同メディアは「今季こそ9番タイプのストライカーたちが復権を見せつけるシーズンになる」とし、今欧州で起こっているある出来事を紹介している。それは欧州4大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ)において、現在得点ランキングトップに立っている選手がいずれも「9番」タイプの選手だということだ。

4大リーグにおいて現時点で得点ランキングトップに立っているのは、イングランドではジェイミー・バーディ(レスター・シティ、12得点)、スペインではカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード、10得点)、イタリアではチーロ・インモービレ(ラツィオ、15得点)、ドイツではロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン、16得点)。特徴は少々異なるが、彼らは全員「9番タイプ」という条件には間違いなく当てはまるだろう。まだシーズンも中盤戦に入ろうかというところだが、同メディアの主張通り今季が「9番タイプのストライカーたちが復権を見せつけるシーズンになる」可能性は今のところ高いと言える。

はたして彼らはこの好調をシーズン最後まで維持し、得点王の栄冠を掴み取ることができるのか。ストライカーとしての9番の復権。2019-20シーズンのキーワードはこの言葉かもしれない。

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