柏が驚異の13得点でJ新記録 “止まらなかった”太陽王のゴールラッシュ

京都戦で驚異の8ゴールを挙げたオルンガ photo/Getty Images

オルンガの8得点も新記録

「突き進め柏、止まらない柏」。これは柏レイソルが歌うチャントのワンフレーズだが、まさにそんな歌詞を表現したかのようなゲームだった。

24日に行われた明治安田生命J2リーグの最終節。すでに前節町田ゼルビア戦でJ2優勝を決めていた柏レイソルは、ホームである三協フロンテア柏スタジアムに京都サンガを迎え入れた。来季のJ1における戦いに向け、いい形で2019シーズンを締めくくりたい柏。この試合もスターティングメンバーにはFWマイケル・オルンガやFWクリスティアーノ、FWマテウス・サヴィオなどといった主力級の選手たちが名を連ね、ネルシーニョ監督の勝利に対する貪欲さが感じられた。同監督が大切にする言葉である「VITORIA(ポルトガル語で勝利の意)」の精神があらわれたメンバー構成と言っていいだろう。

そんな指揮官の気概を感じ取ったかのように選手も躍動。開始直後の6分にオルンガが早速先制点を奪うと、同選手は前半だけでハットトリックを達成する大活躍。試合を折り返した時点で4-1と3点ものリードを奪ってみせた。大勝の予感。この時点で多くの柏サポーターが感じ取っていたことだろう。そして迎えた後半、柏はここからさらにギアを上げた。

56分にオルンガがこの日4点目となるゴールを挙げると、その3分後にはクリスティアーノが決める。その後もゴールラッシュは止まらず、終わってみれば最終的にスコアは13-1となっていた。これは1試合におけるチーム得点数のJリーグ新記録(J1での記録は1998年にジュビロ磐田がセレッソ大阪戦で記録した9得点)。京都が逆転でのJ1昇格プレイオフ進出を狙うため攻撃的にきていたとはいえ、サッカーではなかなか目にすることがない驚愕のスコアとなった。

さらに、この試合で更新されたJリーグ記録はこれだけにとどまらない。最終的に8ゴールを荒稼ぎしたオルンガの1試合における得点数も、過去に野口幸司(平塚)、エジウソン(柏)、中山雅史(磐田)、呂比須ワグナー(名古屋)が記録した5得点を大幅に更新する結果となっている。

どちらも柏にとって喜ばしい新記録樹立なったが、よりファンが嬉しく思っているのはオルンガの個人記録か。柏は2005年のJ1・J2入れ替え戦で当時ヴァンフォーレ甲府に所属していたFWバレーに1試合6得点(リーグ戦ではないため、記録上は中山らの5得点が最多記録となっていた)を許している。この記録が生まれたのも、今回の試合が開催された三協フロンテア柏スタジアム(当時は日立柏サッカー場)だ。14年前にホームで経験した苦い思い出を払拭する上で、今回のオルンガの活躍はファンにとって大変喜ばしいものとなったのは間違いない。

最高の形で2019シーズンを締めくくった柏。ネルシーニョ監督の下で、圧倒的な攻撃力を身につけた“太陽王”は来季J1の舞台でもその強さを見せつけることができるか。柏の太陽はまた昇り始めた。

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