吉田麻也はポジション掴めるか 悪夢のリーグ最多失点に沈むセインツが補強へ

サウサンプトンの吉田 photo/Getty Images

堅守はどこかへ消えた

開幕から12試合を消化した段階で降格圏の19位に沈むサウサンプトンは、今冬に戦力強化へ乗り出すと見られている。英『HITC』は少なくとも3選手の加入を望んでいると伝えているが、その中でメインターゲットとなっているのがセンターバックだ。

サウサンプトンでは日本代表DF吉田麻也も奮闘を続けているのだが、ここまでは守備が完全崩壊している。悪夢のレスター・シティ戦(0-9)も影響しているが、12試合を消化した段階で29失点はリーグワーストだ。センターバック問題は1番に解決すべきポイントと言える。

当然吉田の立場にも変化があるだろう。同メディアも吉田、さらには長身センターバックのヤニック・ヴェステルゴーアの2人を名指しで問題視しており、サウサンプトンの最終ラインを誰が統率するのか分からなくなっている。
サウサンプトンがトップ10入りを狙えていた時にはジョゼ・フォンテやフィルジル・ファン・ダイクといった実力派センターバックがいただけに、堅守のイメージが崩れ去ってしまったのは非常に残念だ。

また攻撃面も物足りない。ここまでは僅か11得点のみで、FWダニー・イングス(5得点)が1人で奮闘しているような格好だ。今夏にはバーミンガムから23歳のFWチェ・アダムスを獲得しているのだが、まだ結果を残せていない。

昨季は何とか残留の危機を回避したが、サウサンプトンはここから挽回できるだろうか。吉田も新センターバックが加わった場合にポジションを失うシナリオだけは避けたいところで、何とか指揮官ラルフ・ハーゼンヒュットルにアピールしたい。今や吉田はチームを誰よりも知る古株選手となっているが、リーダーとしてポジションを守れるか。

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