レスター・シティが2015-16シーズンに奇跡のプレミアリーグ制覇を果たした時、チームには無名に近い存在だったMFエンゴロ・カンテがいた。
開幕当初カンテのことを話題にする人は少なかったが、シーズンが進むにつれて実力の高さに驚きの声が挙がるようになった。
当然カンテをビッグクラブが見逃すはずはない。レスターでの活躍を受け、1年後にチェルシーが引き抜いてみせた。レスターにとっては痛すぎる放出で、カンテの代役を見つけるなど不可能と誰もが考えた。
しかし、レスターはあっさりと代わりの実力者を見つけてしまう。カンテ退団から半年後の2016年12月、ベルギーのヘンクからナイジェリア代表MFウィルフレッド・エンディディを1700万ポンドで獲得したのだ。
エンディディも当時は無名に近い存在だったが、今やプレミアを代表する潰し屋MFの1人となった。英『Daily Mail』によると、その存在の大きさを解説のジェイミー・レドナップ氏も絶賛する。
「今季のプレミアにおいてエンディディよりタックルを決め、インターセプトもこなしている人物はいない。ブレンダン・ロジャース率いるレスターで称賛すべき点は数多くあるが、エンディディもその1つだ」
しかもエンディディは183cmとサイズもあり、空中戦でも一定の強さを誇る。ここはカンテとの違いと言えよう。まだ22歳と若いことも魅力で、現在2位と好調を維持するレスターに欠かせぬ存在となっている。
もちろんエンディディにビッグクラブが興味を示す可能性も考えられ、真のカンテ2世として世界的に絶賛される日がくるかもしれない。エンディディにはその価値があり、今季レスターがトップ4入りを果たした場合はエンディディも立役者の1人として称賛されるべきだろう。
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