カイル・ウォーカーだけじゃない “急造GK”経験者が語る裏話が面白い

退場となったクディチーニ(左)にグローブを渡されるジョンソン(中央)。直後にランパード(右)に笑われることとなるとは…… photo/Getty Images

「ランパードは爆笑していたよ!」

現地時間6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節アタランタ対マンチェスター・シティで珍事が発生した。この試合、マンCは前半に負傷したGKエデルソン・モラレスに代えて後半頭からGKクラウディオ・ブラボを投入。しかし、そのブラボも81分に相手をペナルティエリア外で倒してしまい、一発退場に。これを受けてジョゼップ・グアルディオラ監督はFWリヤド・マフレズを下げ、ウォーカーをGKとして急遽ピッチに送り出したのだ。これは世界中で大きな話題を呼んでいる。

そんな中、過去にウォーカーと同じ経験をした人物が当時を振り返っている。かつてリヴァプールやチェルシーで活躍したグレン・ジョンソン氏だ。同氏もDFを本職とした選手だったが、チェルシー在籍時の2004-05シーズンにFAカップ5回戦のニューカッスル戦で急造GKとしてゴールマウスを守っている。ジョンソン氏はその時のことを英『talkSPORT』に対して次のように語った。

「あの時、私たちはFAカップでニューカッスルと対戦した。前半はうまくいかずに、当時監督を務めていた(ジョゼ・)モウリーニョはハーフタイムで2人の選手を交代したんだ。その直後にはもう一人の選手が足を骨折して交代を余儀なくされた。そしたら、試合終了間際にGKだった(カルロ・)クディチーニも退場してしまったんだ」

「私は右サイドバックで出場していて、ベンチに一番近いところにいたからカルロはピッチを去る時にためらいなく私にグローブを渡してきた。ベンチを見たらみんなそっぽを向いて私と目が合わないようにしていたよ。文字通り、誰も私のことを見ていなかった。ヤバいと思ったよ。だから私はその後すぐにカルロのユニフォームを着た。あの時の姿はまるで10歳の少年のようだったね。最初の仕事はハンマーのような左足を持つローラン・ロベールのFKを止めることだった。その後、仕方ないからやるかと思って壁に指示を与えていたんだけど、その時(フランク・)ランパードと目が合った。彼は爆笑していたよ!」

ほぼ押し付けられてGKをやったと明かしたジョンソン氏。GK初挑戦でいきなり当時“左足の魔術師”と恐れられていたロベールのFKを止めなければいけない。プレッシャーは相当なものだったはずだ。しかし、そんな状況でも爆笑していたランパード。やはり大物と言うべきか。

最終的に無失点で試合を終わらせたジョンソン氏。今となっては笑い話だが、当時の同氏は気が気でなかっただろう。しかし、誰かがやらなければならない任務。緊急時に備えて、フィールドプレイヤーも少しはGKの練習をしておくべきか。

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