今季のチェルシーはMFメイソン・マウントやFWタミー・エイブラハムといった、昨季まで他クラブへ武者修行に出されていた若手が多数活躍している。FIFAから補強禁止処分を受けたことはネガティブなニュースだったが、これらのヤングスターが頭角を現したことは不幸中の幸いと言えるだろう。そんなチェルシーには来季もまた、優秀な若手が帰ってくるかもしれない。現在、チャンピオンシップ(英2部)のチャールトン・アスレティックにレンタルされているU-21イングランド代表MFコナー・ギャラガーのことだ。
19歳のギャラガーは中盤の低い位置を主戦場とする選手。巧みなテクニックで相手の激しいプレスを回避する能力はすでにプレミアレベルと言っても過言ではないだろう。しかし、彼が注目されているのはそれだけが理由ではない。フィニッシュワークのレベルがボランチのそれとは思えないほどに高いのだ。今季のギャラガーはチャールトンでリーグ戦全試合に出場し、すでに5ゴール2アシストを記録。特に秀逸なのはゴール前でのスペースを見つける動きで、これを見たチェルシーファンの多くが彼のことを絶賛している。その中には、ギャラガーのことをフランク・ランパード監督の現役時代に例える者もいる。
「ギャラガーは来季チェルシートップチーム入りの扉をノックしているようだね」
「他の選手と何かが違う。試合中に決してあきらめないしね。僕は彼のことが大好きだ!」
「ギャラガーは鋭く、相手に対して容赦がない。そして彼のテクニックは才能を感じさせる。まるでランパードのようだね」
今季のギャラガーに対し、SNS上でこのような声が上がっていることを英『football.london』が伝えている。来季、本家が指揮するチームでギャラガーが躍動する姿を想像しているファンは少なくないか。現在でもオフェンス面が優秀なチェルシーだが、来季はこの19歳が帰還することでさらに得点力が向上するかもしれない。
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