フィットせぬ2トップ、不安定な守備 攻守ともにレアルの調子が上がらない

マジョルカに敗れてしまったレアル photo/Getty Images

マジョルカに敗北

19日に昇格組のマジョルカに敗れてしまったレアル・マドリードは何が間違っているのだろうか。相変わらずパフォーマンスが安定せず、格下にあっさり負けてしまうパターンも珍しいものではなくなってきた。

スペイン『MARCA』はいくつか問題点をリストアップしているが、このゲームでも残念だったのはカリム・ベンゼマとルカ・ヨビッチの2トップだ。ベンゼマは開幕からまずまずの成績を残しているが、新加入のヨビッチがフィットしていない。ジネディーヌ・ジダンもヨビッチの能力を引き出そうと試みているはずだが、同メディアもベンゼマとのコンビが機能していなかったと手厳しい。

現状ベンゼマを外す案は存在しないため、ヨビッチが1トップで出番を得るのは難しいだろう。ベンゼマとのコンビも機能しないとなれば、ジダンもお手上げか。
守備もどこか安定しない。前節はグラナダに勝利を収めたが、このゲームでも2失点していた。今回のマジョルカ戦では7分にラーゴ・ジュニアに左サイドからカットインを許してしまい、見事なコントロールショットを沈められることになった。ラーゴに対応した右サイドバックのアルバロ・オドリオソラへのヘルプもなく、オドリオソラも中への侵入をあっさりと許してしまった。

しかもオドリオソラは74分に2枚目のイエローカードをもらって退場処分となっており、本人にとって忘れられない最悪のゲームとなったことだろう。

左のサイドバックを務めるマルセロへの評価も厳しく、同メディアは攻撃面でも脅威となれなかったと伝えている。マルセロは昨季も何度か批判を浴びたが、まだ絶好調とはなっていないのだろう。

今週はチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節で日本代表DF長友佑都が所属するガラタサライと対戦するが、今回は独特な雰囲気を醸し出すガラタサライの本拠地に乗り込まなくてはならない。何か嫌な予感も漂うが、レアルはマジョルカ戦から修正して今季CL初勝利をつかめるだろうか。

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