ペップ・マンCの気になる変化 支配率はバルサ、バイエルン時代より下だった

選手に指示を出すグアルディオラ photo/Getty Images

僅かな差ではあるものの……

ジョゼップ・グアルディオラはこれまでバルセロナ、バイエルン、マンチェスター・シティを指揮し、あらゆるアイディアをチームに植え付けてきた。ただ、1つ変わらないのはどのチームでも高いポゼッション率を維持していたということだ。ボールを支配するという概念は変わらず、細かなアイディアは違えど攻撃的な姿勢を貫いてきた。

マンCでもそのビジョンは変わらないが、スペイン『as』は少しばかり流れが変わってきていると主張する。問題視されている1つのポイントは、マンCのプレスを相手チームが巧みに回避してくることだ。

最終ラインを高く保ってボールを支配するグアルディオラのチームにとって、ボールを失った瞬間のプレスは非常に重要だ。そこでボールを奪い返すことができれば、再びマンCが中盤を掌握することになる。バルセロナ、バイエルンでも、ポゼッションとハイプレスはセットになっていた。ところが、最近はプレミアリーグの中堅クラブでもプレスを巧みに回避してくる。

例えば今季なら昇格組のノリッジ・シティがマンCのプレスを何度も突破し、3得点を奪って勝利を挙げた。さらに前節2-0でマンCを撃破したウォルバーハンプトンも、プレスをかわすだけの技術を有していた。マンCにとってカウンターを受けるのは避けたいシナリオだが、この2試合ではそれが起きてしまった。

ポゼッション率にも少しの変化が起きており、グアルディオラ率いるマンCの平均ポゼッション率は62.95%となっている。これはバルセロナ(65.5%)、バイエルン(66.1%)時代に比べて少し落ちる。時代の変化とともにスタイルも変わるものだが、ボールを奪い返せていないこともポゼッション率低下の一因なのかもしれない。

その影響なのか、同メディアのデータでは今季のマンCはここまで50回のファウルを犯している。いわゆるカウンターを止める戦術的ファウルも含まれるが、リヴァプール(34回)、チェルシー(42回)と比較するとやや多めだ。またクリスタル・パレス(59回)のような中堅クラブとも差がなく、ポゼッション率を高く保つチームとしてはややファウルが目立つ。

序盤に2敗を喫したこともあり、現在のマンCには疑問の目が向けられている。グアルディオラのスタイルはイングランド国内で見破られてしまったのか。守備陣に故障者が出ていることも関係しているが、今季は指揮官グアルディオラ史上最悪のシーズンになるのではないかとの声まで出てきている。

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